2018-01-30

「また会えたね」という想いはひとの生きる力を伸ばしていく。「Continuous Life and Death at the Now of Eternity」から「Gold Waves」そして「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」。



チームラボ作品については
「デジタルテクノロジーは複製が容易なので芸術とは切り離して考えるべき」
という意見を伺うこともあります。

ここでは私のような
アート&コンピューター好きなおばちゃんが
複製できるデジタルテクノロジーだから
感じることができた点について
描いてみようと思います。


今回の訪星(シンガポール訪問って「訪星」って書くの!もう住んでないから書ける!)
でどうしても訪れたかったのが

IKKAN ART gallery「Continuous Life and Death at the Now of Eternity」。



IKKAN ART galleryの代表、眞田一貫さんは
デジタルテクノロジーが技術だけでなく
技術を活用して何を描いているのかを
指南して下さるので大尊敬しています。

いつもお忙しいのでなかなかお会いできないのですが
今回じっくりお話を聞くことができました。



今回は4つの作品が展示されていました。
そのなかの
「Continuous Life and Death at the Now of Eternity」は
9枚のモニターに映し出される色取り取りの草花、光、水。
これは1日、1年の天気を元に様々に変化していくそうなんです。

今回はこのモニターの前で
ゆっくりお話をさせて頂いたのですが
お話が進むにすれ時間が進み
作品は少しずつ変化していきます。

ふと思ったのは

「武家屋敷にあった「屏風絵」を見ながらこんな風に話をしていたのかな」

ということ。
細かく世界観が書き込まれた屏風絵は見るたびに違う世界を感じ取ることができます。
この作品はまさに現代の屏風絵。
狩野永徳とか今生きてたらめっちゃteamLabに入りたかっただろうなと
勝手に想像してニヤニヤしました。




そして。私にとって思い出の作品が「Gold Waves」。
私ね、これをシドニーの美術館でこちらの展開作品
「Dark Waves」を偶然見てるんです。

Art Gallery of New South Wales「Time, light, Japan Japanese art 1990s to now」を観てきました。

実は「Dark Waves」はこの数ヶ月前にIKKAN ART galleryで拝見させてもらっていました。
この時、シドニーにあることは全く知らなかったので
本当にびっくりしたのとそして「ああああまた会えたね!」と
猛烈に嬉しくなったんですね。


でもこの再会っていうのは
デジタルだからできる再会なんですよね。
1点ものだとかなり確率が下がってしまいます。
あの時の感動がデジタルだと
数多くの人に出会う可能性が広がると思うと。


素敵やん。
って思うんですよね。マジで。



この「あああああまた会ったね」というのは
デジタルの進化でも感じることができます。



今回IKKAN ART galleryで展示されていた
「まほろば / The Land of Peace and Bliss」は平城京という新しい都ができていく様子を
当時としては最新の技術を使い絵巻物語風に描いた作品。

今の技術の上ではとてもシンプルに見えるのですが
なんだか懐かしいんです。

それもそのはず。実はこれ、現在発表されてる作品のベースが
詰め込まれた作品なんだそうです。

例えば。
ここで出てくる光の線などは、截金
(日本には、飛鳥時代に渡来した、金箔や銀箔を細長く切って貼り付ける美術技法あったそうです)
をモチーフにしているそうです。
これはアウディなどでもあったのですが滝を表す様々な方法に変化していっています。

そしてまほろばで出てくるダンス。
この独特なステップがNational gallery Singaporeに続いていることを
私たちは次の日に知るのでした。



National gallery Singapore
「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」
「 Flowers and People - Dark 」

には2つの作品が8月まで展示されています。


こちらイベントや午後は長蛇の列!そりゃそうよ。
だってインスタ映えするもの。


でもね。



朝一で来たらガラガラなんです。
これ、日曜日ですよ。
大事なポイントなんでもう1回書きますね。


「チームラボ作品をシンガポールで楽しみたかったら早起き」


ここ、テストに出ますよ。



「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」は
誰もいない、本当に誰もいない空間から見ると
感動も三倍増し。




そして、私は昨日の「まほろば」を思い出すんです。
ああ、このダンス!


思わず踊りますよね。そりゃ踊りますよ。
思わず見にきてたほかのお客さんに

「これは日本の伝統的なダンスで。。」って解説しちゃいましたよ。

このように技術がアップデートされていくけど方向性は一緒。
ということを実際に確認することができると


「新しいけど、懐かしい」


理由が本当によくわかります。
チームラボさんの作品が
あらゆる層の人を惹きつけていく深層的な理由は
ここら辺なのかなとも思います。


これから数年。私は色々な場所でチームラボさんの作品を見るでしょう。
そしてそこで


「新しいけど懐かしい」


と感じるでしょう。
その気持ちが息子に、
そして息子の子供に引き継がれて行くのだなと思うと
これからどんなテクノロジーが産み出されていくのか
益々楽しみになりました。


IKKAN ART galleyは 2月10日まで。
National gallery Singapore は 8月12日まで。
もし可能ならぜひ「まほろば」を観てから行ってほしい。
「ほんまにこんなに成長して。。」と感涙することになるでしょう。
デジタルテクノロジーの成長に感涙するなんてなかなかできない体験です。
こんなに成長するのなら
自分ももっと生きていこうと「生きる力をもらえます」。
ぜひ足をお運びください。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-29

「綺麗なものはみんなで見たほうが楽しい。きっと。」チームラボが技術と優しさで描く新しい人と人との関係の具現化「Digital Light Canvas」。


今回のシンガポールでは
チームラボ作品を3箇所で拝見しました。

Marina Bay Sands「Digital Light Canvas」

IKKAN ART gallery「Continuous Life and Death at the Now of Eternity」

National gallery Singapore
「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」
「 Flowers and People - Dark 」


実は私、このブログでteamLabさんを随分前から追いかけさせて頂いております。
Audiから見てることを記録に残してる人、少ないんじゃないかな。


Audi Forum Tokyo「teamLab exhibit at Audi Forum Tokyo」を観てきました。

シンガポール滞在時から
色々な展示にメディアとして呼んで頂きましたが
前回のNational Gallery Singaporeでの
「CHILDREN's BIENNALE :DREAM AND STORIES」にて

「Homogenizing And Transforming World(均質化されつつ、変容し続ける )」を

「私、2014年の東京シティビューで見てます」
って言ってびっくりされたりしました。

東京シティビュー「MEDIA AMBITION TOKYO 2014」を観てきました。


なのでね。


今回は綺麗だなんだ技術だなんだということではなく
(というかそういうのは写真や動画で十分伝わる)
この場を使って彼らが何を伝えたいのか、感じてほしいのか、
そして存分に楽しむにはどんなことを気をつけたらいいのか
お伝えしたいと思います。



まずはMarina Bay Sands・「Digital Light Canvas」。


本作は、直径15mの光の円形リンクと、
光の点の集合でできた高さ20mにあるシリンダー(直径7m高さ14m)から
構成されているそうです。




まずこれ、円形リンクに入場するには有料です。一人5ドル。
しかしここで諦めない。

今回私は

1:ArtScience MuseumのFuture Worldのチケットを持っているか
2:Marina bay sands hotelに泊まっているか
3:Marina bay sandsのカードを持っているか

を聞かれました。
今回は弾丸だったので悲しいかなどれも当てはまらなかったんですが
割引のチャンスは色々あるようです。
なのでぜひ事前にご確認を。チケット売り場はスケートリンクだった
会場からすぐそばのエスカレーターのそばです。




今回は体験が最優先なのでチケットを買って堂々と入場。
入った時間が午前中だったので
明るい光に照らされ綺麗なんだけど写真が。。と思ったそこのあなた!


そういう時はトイカメラモードで撮影しましょう。
めっちゃフォトジェニックに写ります。
こちら30分ごとに映像が変わるそうです。
私が行った時は土曜日でしたが午前中だったので
それほど混み合ってはいませんでした。
そう、


「teamLabをシンガポールで楽しみたいのなら早起き」


ここ重要です。


そしてQRコードやリンク経由でシリンダーの光を
コントロールしたり有料で文字を打ち出すこともできるそうです。



ここで大事なことは
この有料で払った人たちのお楽しみが
遠方とはいえ、無料の人にも丸見えなこと。


ちょっと意地悪な考え方をしたら
「なんでこっちが金払ってるのをタダでみせなきゃあかんの」
ってなりますよね。


それって他人にいい思いをされたらムカつく!っていう
今の日本語思考社会にありがちな
「まず嫉妬から生まれてしまう現象」ですよね。



そうじゃなくて。


楽しんでるんだから
綺麗なんだから
みんなも楽しもう~


という自分の満足度で人も幸せな気分になったら
みんなハッピーという考え方。


こうなったらもっと世界はもっとあったかくなるんじゃないかっていう
想いを感じるんですよね。


綺麗だけじゃない。
インスタ映えだけじゃない。



きゃーーーーー綺麗ーーーーー


っていう時のWOWな気持ちの笑顔の伝染。


デジタルテクノロジーが
こんな風に優しい気持ちをPay Fowardしていけたら
世界はもっと優しくなれる。


技術が人の心を温めるって
こういうことなのかなって感じました。



夜はめっちゃ綺麗だと思いますが
でもエフェクト工夫すれば
朝でもとっても綺麗だし、朝だったら
お子様連れでも十分楽しめます。


常設展示だそうなので
どうぞ足をお運びください。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-29

シンガポールに行ってきました

マレーシアに引っ越して1ヶ月。
シンガポールに行ってきました。

今回は

新作を拝見したり


展覧会を拝見したり


懐かしい作品に再会したり


大好きな場所を再訪したり



特別展を拝見したり


アートフェアを拝見したり


1日半で駆け回りまくりました。

1ヶ月ぶりのシンガポールは
郷愁を感じるというかなんとかいうか
なんか微妙な距離感があって
とても不思議な感じでした。

それぞれの展覧会やテーマについて
随時まとめていきたいと思います。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-22

Aquaria KLCCに行ってきました。~Google様の声を聞こう~


Aquaria KLCCに行ってきました。

水族館なんですが、実はずっと行くタイミングを待ってました。
その理由は2つ。

1:長期滞在ビザがあると割安
こちらの水族館、長期滞在ビザがあると割引になります。
そして時期によってキャンペーンなども多数。
ただ、外国人はパスポートがないと恩恵を受けられません。
なのでこちらの水族館に足を運ぶ際は
必ず「パスポート持参」がいいと思います。


2:時間帯によって混雑状況が変わる
現在中学生の息子さん。小学生の時と違って宿題が結構多い。
学校の課外活動も多い。日々、ヒーヒー言ってます。
なので平日にちょっと出かけるというのはちょと苦しい。
よって宿題、日本語での勉強が全部終わった日曜に行くことにしました。

そこでGoogle様の情報をみてみると
日曜は午前中は空いてるけど午後からはこむとの情報がっ。


なので慌てて出かけてみました。


着いたのは大体12時前。
それほど混んでいません。


水族館自体は小ぶりでとっても可愛らしい雰囲気。
水も綺麗です。







そして自然の力強さでは半端ねえマレーシア。
魚もみんなでかい、そして元気。


規模的には中規模なので
混んでない時と混んでる時だと
満足度が全然違うと思います。
Google様のご意見を事前に聞いてなかったら
もしかしたらこんなに楽しめなかったかも。


家族連れで出かける際は
ぜひ混雑状況も確認してみてくださいね。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-15

ArtScience Museum「Treasures of the natural world - 大英自然史博物館展」を観てきました。



ArtScience Museumにて

「Treasures of the natural world - 大英自然史博物館展」

を観てきました。



昨今メディアアートやインタラクティブが
どんどん一般化していますが


でも基本はやっぱり博物館は


「標本」


だと思うんですよね。

標本ってだって考えてみたら
めっちゃドラマティックだと思いませんか?

だって外見はそのままキープで
中身をぶっ飛ばして
そして時間を超えて半永久的に生きていかせる。


ドラマティックですよね。。。


この大英自然史博物館展。何度か行かせて頂いた際に
既視感を感じたのは一度足を運んだことがある

アメリカのハーバード大学の博物館エリア。

遠い昔なので
自分の写真などがなく記憶で申し訳ないのですが
とにかくだだっ広かった。
そして自然に対する病的なまでもに感じる愛を前面に浴びた
標本がそこには埋め尽くされてました。


なんか、ここまで愛されたら
本望かもなって思えるくらい。←いや、そんなことはないか。。


そうなんです。
標本を中心とした展示って
なんかいつまでたっても終わらねえ!と感じるような
病的な永遠さが必要。
その永遠さが時間軸を飛び越えるんですよね。


今回の展示は博物館の中の1展示なので
そのような病的空間を味わうには正直、コツがあると思います。
自分なりに考えてみました。



1:標本の気持ちになる


自然史博物館というのは自然を愛する研究者の愛が溢れているんですよね。
その愛に浸るにはもう対象に入り込むしかないと思うんです。


今回は触ったり動いてる様をみたり
色々入り込む入り口があります。


簡易剥製のモノマネはマストです。ぜひやってみてください。


2:行ったり来たりを繰り返す

一度見ただけだとなんか声が聞こえてこない。
標本たちの声を聞き逃さないために
何度も何度も行き来してみてください。
よくよく見るとインスタ映えポイントもあります。



例えばこのペンギン。
1度では絶対に声は聞こえてきません。
2回、3回と見つめあえば声が確実に聞こえるでしょう。


その声が近くの蝶の展示についての

「これより大きい蝶、うちに普通に来る」

であっても心を乱してはいけません。



3:コスプレする


そして出て来たら
各々の衣装を選んで
思い切り弾けてみましょう!!!

先ほどのペンギンの気持ちになって
ペンギンの代わりに
僕がちょっと美味しいもの食べて来るから!とかいう感じで
とにかく弾けましょう。

ちなみにうちの息子さん、公式インスタに載りました。








いかがでしょうか。

鑑賞の際に
ちょっとだけ自分の殻を外してみませんか。
そして生き物を愛して愛して愛して止まない
学者になりきって
展示内を右往左往してみましょう。


そうしたら


さっきと標本の位置が
ほんのり違っていることに
気づける人は気づけるはず。。。。


なんてね。


2018年4月29日まで。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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