2012-02-22
GYRE「MEDIA GEIJUTSU Exhibition -Bright-」を観てきました。

GYREにて
「MEDIA GEIJUTSU Exhibition -Bright-」
を観てきました。
アートとテクノロジーがダイナミックに融合する'MEDIA GEIJUTSU'。
文化庁メディア芸術祭が2月22日から開幕します。
その前にということで
この展覧会は文化庁メディア芸術祭15周年を記念し、
日本人大賞受賞者等を集めた企画展という趣旨で開催されています。
2月の始め方開催されているのに自分が忙しくて
行くのがすっかり遅くなってしまいました。。
メディア芸術祭は1997年にはじまり、今年15周年を迎えているんだそうです。
この芸術祭にはいくつものカテゴリーがあります。
特に世界中のメディアアーティスト達から作品が集まるアート部門は
激戦を極めているそうです。
何度も作品を拝見させてもらっていて個人的にとてもファンでもある
クワクボリョウタさんの作品が拝見出来るということで
足を運ばせて頂きました。
本当は息子を連れて行きたかったけど年度末に向けてサッカーが忙しすぎて大人だけで行きました。
残念!!!。
今回私が訪れたのは後半である「Bright」。
会場内は基本的に暗かったです。
でもとても暖かく可愛らしい作品に溢れていました。
物事にはかならず光と影が存在します。
その決して交わらないふたつの要素を
色々なものに置き換えて考えてみる。
光を確認して安心するという気持ち。
閃光をみて不安になる気持ち。
作品を体感しながら色々な想いが駆け巡りました。

クワクボさんの作品《いち、に、たくさん》は
歌舞伎町アートサイトでも拝見させて頂いた作品。
今回は前回と違い暖かい部屋の中での鑑賞だったので
とても不思議な感覚になりました。
コンテナの時より広い展示室なはずなのに
あの時鑑賞した時よりとても「取り残され感」を感じました。
歌舞伎町の時より作品に自分が投影されてしまったのかな。
クワクボさんの作品を拝見するといつもきゅんという感じがします。

近森基++久納鏡子(plaplax)もとても可愛いです。
【そっと】触ると変化する「影」の可愛らしさには思わず笑みがこぼれます。
そしてその影を呼びますにはとてもやさしく触らなくてはいけないってのも
なんだかとても日本的。
ここ最近ドイツに何度か行くことがあったのですが
文房具や子供が使う小物において
日本発信のデザインには
「独特の可愛らしさと儚さ」
があるのだなと改めて感じています。
無駄な装飾や中途半端なデコを削ぎ落とした可愛らしさ。
優しくしないとふっと壊れてしまいそうな儚さ。
付け足し続けるのでもなく
削ぎ落としまくるのでもない
独特のバランス感覚を小さな世界にまとめる力は
世界に誇れるよなと改めて思いました。
文化庁メディア芸術祭は2月22日から
国立新美術館にて開催です。
公式ホームページはこちらです。
混雑の波が激しいのがこの展覧会の特徴であります。
オススメは平日午前中、特に月曜日です。
国立新美術館の休館日は火曜日です。ご注意ください。
MEDIA GEIJUTSU [Bright]
2月26日(日)まで。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術