2012-01-31
森アーツセンターギャラリー「没後150年 歌川国芳展 」を観てきました。

森アーツセンターギャラリーにて
「没後150年 歌川国芳展 」
を観てきました。
浮世絵の展覧会はよく拝見していますが
今回は森アーツセンター。
六本木ヒルズで浮世絵だなんて時代も変わったものです。
しかもなんと来場者は10万人を突破したとのこと。
今回は前期、後期でかなりの展示替えがあるそうで
ぜひ両方親子で行きたかったのですが
1月あまりにも忙しくて結局昼間何とか時間をつくって
私だけ滑り込みました。
国芳といえば
子供の楽しい様や楽しい猫や
人物を組み合わせた絵や
見ていてにやりとさせられるような構成等
工夫がいっぱい夢いっぱいワールドであります。
鑑賞しているこちらも思わず笑み状態で
ずっと鑑賞させて頂きました。
特に気持ちよかったのが擬人化したシリーズ。
猫や蛙、そして今回初公開と言われている「きん魚づくし ぼんぼん」を思わず凝視。
ちなみに歌舞伎でも人が動物役をやるのですが
歌舞伎というのは擬人化した動物を自然に受け入れられる
世界でも数少ない演劇なんだそうです。
歌舞伎という大衆演劇の自由度というのは
本当に色々な可能性があったと思うんですね。
浮世絵師というは歌舞伎とは非常に関係が深い。
国芳は舞台で創意工夫をして刺激を常に発信していたと思うのです。
その発信を全身で受け止め自分もより自由に、より刺激的に!と
新たな画風というかここまでくるとコンセプトデザイン?を
【楽しんで】作り続けてきたのだなと感じました。
見ていて本当に楽しい展覧会でした。
前期も無理をしてでも行けば良かった。。
今回は息子の登園中の訪問だったので朝1番に行きました。
10時にヒルズのエレベーターに行くなんて久しぶりです。
土日の大盛況が伝えられていますが
平日の朝一番から45分は空いていました。
かなり快適に鑑賞することが出来ました。
朝一番、オススメです。
唯一不満な点が。
なぜ最後のミュージアムショップはグッズだけがクレジットカードで買えないのでしょうか。
ちなみに浮世絵のレプリカだったらOKというのも嫌。
森美術館という場所柄、海外から来るお客様は沢山いらっしゃると思われます。
自分もアートを絡めた旅が好きなのでよくわかりますが
現金ってそれほど持ち合わせていないことって結構あるのです。
そのためにクレジットカードがあるのに
高い金額でないと使わせないってのは
ちょと納得出来ないなあと思いました。
2月12日(日)まで。
無休です。
月・水~日曜日 午前10時~午後8時まで鑑賞可能です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術