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2011-12-27

ギャルリー東京ユマニテ「吉原洋一展「詩人・声・肖像」」を観てきました。

IMG_2254.jpg
ギャルリー東京ユマニテにて

「吉原洋一展「詩人・声・肖像」」

を観てきました。



会場である「ギャルリー東京ユマニテ」では
2006年10月から詩人が自作を朗読するプロジェクト「La Voix des Poètes (詩人の聲)」
の企画を開催しているそうです。
他画廊での公演も増え今年700回を迎える非常に長く継続している企画です。
夜間の開催なので私は参加はまだしたことがないのですが。。。

そもそも私「詩人」という職業の人にお会いしたことがありません。
「詩人」。詩人というのはどうやったらなれるのでしょうか。
本を出版したらになるのかな。本の出版の前の日である「詩人になる前の日」
とかってどう思うのかななんて想像したりして。
ただ時々私も「ブロガー」と呼ばれます。
「明日からブロガーになる!」なんて決めたことないのに。
そう、肩書きというものは「自分以外の人がつけるもの」なんですよね。

作家の吉原さんにお話を伺うと
「詩人っていっても別に普通ですよ。話していて「おお!」って思うことが人より多いくらいで」
と印象的な答えが返ってきました。




このプロジェクトの特徴は

「詩人が画廊という空間において自身の肉声にのせ自作を1時間朗読すること」

なんだそうです。
お客さんの数は関係なく実施されるとのこと。

自分の詩を朗読する。
とても内面的な部分をさらけ出す行為なのではと
詩を書けない私はついつい身構えてしまいます。
でもね書くことをしない人からみたら
「自分が観てきた美術の感想をブログに書く」という行為だって
十分に自分の内面をさらけ出す行為なのかもしれませんよね。
今回の展示は昨年6月以降に
この画廊を会場に行われた17人の詩人たちの朗読会において
1時間10枚に限定し撮影された作品です。




IMG_2256.jpg
デジタルではないので
とても空気感を感じます。
私の中の「詩人」の世界が控えめに暴走するのが
ちょとおかしかったりします。
10枚という制限があるので
計画性を意識しながらの撮影になるとのこと。
そのその意識を打ち破る瞬間(夢中でシャッターを押してしまう瞬間)は
きっとすごいエネルギーなのだろうなと想像します。

特に印象的だったのは
東日本大震災から1週間後に行われた展覧会。
緊張した空気を強く感じ当時のことを思い出しました。
それは私が当日地震発生前にこの画廊にいたからかもしれませんが。



IMG_2258.jpg
息子は自分でプリントを行うので
「大きいと暗室で大変だよね」とちょと違った感想を話していました。
彼ぐらいの年齢だと「詩」は「言葉」なのか「音」なのか。
何か詩を聞かせてみたくなりました。


<関連企画があります。ぜひ>

会期中、詩人による朗読会を開催されます。
是非ご参加ください。
ご予約はギャルリー東京ユマニテまで、電話かメールでお申し込み下さい。
電話:03-3562-1305

La Voix des Poètes (詩人の聲)

12/27(火) 野谷文昭
12/28(水) 高橋睦郎
*各回 18:30開場(受付)、19:00開演
入場料: ¥2,700(予約) ¥3,000(当日) 学生¥1,500


*作品の撮影、掲載の許可は主催者の許可を頂いております。

12月28日(水)まで。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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