2009-02-03
東京国立博物館「特別展 妙心寺」を観てきました。

今日は昨日用事が殆ど終わったので
遠出も可能な日。
どうする?と昨日息子に聞くと
「とおくのはくぶつかんがいいなー」
ということで
東京国立博物館「特別展 妙心寺」を観てしてきました。
息子は建仁寺をとても楽しんだし
同じ禅寺ってことで
NGってことはないだろう。
しかも今日は暖かいし散歩にもいいかなー。
なんて軽い気持ちで行きました。
妙心寺おそらく行ったことはあるはず。
私出産前までは年に3?4回京都に行って
友人のお店で食べるという行事がありまして
旦那さんにもう覚えられないほど
寺には連れ回されていたのです。
おそらくここにも行ってる(はず)。
なので正直気軽に出かけました。
いつものように到着は10時過ぎ。
ここは早めに出向くと楽しみの度合いが違うのです。
そして沢山のお坊さんの掛け軸や
屏風絵を堪能しながら
お目当ての虎図屏風(狩野山楽筆)を堪能。
息子の
「これはね、とらさんがつよいんだよ!りゅうよりとらさんがつよい!って絵なの!」
という力説に苦笑いした後
ふっと振り返ると涙があふれてきました。
そこには
老梅図(狩野山雪筆・メトロポリタン美術館所蔵)が
あったのです。
えーーーーー!
これ来てたの!!!!!
実はこの「老梅図」私大好きなんです。
山雪の心の叫びや悲しさや空しさが
とても上品に襖の中にあふれている。
(上品ってのがポイントね。)
こんなに感情があふれているのに
上品な絵って初めて!って
以前テレビで観た時感動したんです。
でも調べてみると現在はアメリカにあるとのこと。
いつの日か息子と一緒に観たいなあと
思っている絵のひとつだったのです。
え!こんな形で会えたなんて!!!!
私が泣いてると息子が
「おかあさん泣いてるの?」
私は「そうだよ。この絵にとっても会いたくて会えたから泣いてるんだよ」
「そうなんだー会えてよかったね。」
老梅図は展覧会HPにもなかったので
(目録見れば気がついていたのかもしれないが今回は見なかった)
本当に予想外の出会いでした。
息子に頼んで3回観て帰りました。
あー本当に嬉しかった。
やっぱり東博大好きです。
そして「はくぶつかん行きたい」って昨日息子が言ってくれなかったら
行かなかったので息子にも感謝です。

ちなみに次はこれです。
これも絶対行かなきゃ!
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