2011-11-30
西武渋谷店B館8階美術画廊・オルタナティブスペース「シブヤスタイル vol.5」を観てきました。

西武渋谷店B館8階美術画廊・オルタナティブスペースにて
「シブヤスタイル vol.5」
を観てきました。
シブヤスタイルという言葉を聞くと
ついつい渋谷系を思い出してなんだか懐かしい気持ちになります。
別に渋谷で遊びまくっていた訳ではないけど
(どちらかというと六本木派だった)
渋谷系と言われた音楽はとても大好きでした。
今でもブログを書く時のBGMにはICEを選びます。
オザケンがライブをやるというUSTに自分でも想像以上にワクワクしてしまいます。
「○○系」という名称ってありますよね。
あれは日本人が最も嫌いながら心の中で密かに憧れる
「普通」
にいかに距離を置いているかを声高らかに示す屋号であったのではと思うのです。
声高らかに示すということはその距離に確信がないことの現れでもあります。
渋谷系の魅力はその「立ち位置への不安」をとてもおされに示していて
なんだかとても親近感を感じたものでした。
ちなみにうちの息子は渋谷系なんて全く知りません。
彼にとって渋谷西武は「なわさんのでっかい作品があった場所」なんだそうです。
渋谷西武「SPRING ARTS」KOHEI NAWA SANDWICHを観てきました。
という親子全く違った気持ちでいざ8Fの美術画廊へ。

まず息子は食いついたのは真壁友さんの作品。
独特の動きから産み出されるその時だけのアートワーク。
めが
ここからしばらく離れません。
確かにこれ男子にはたまらないかもしれません。

そして私がドキっとしたのはthreeが手がけたこちらのキューブの作品。
これ以前ネットで見かけた時ドキっとしたのを覚えているのですが
本物はもっとドキってします。これ、必見です。
適度に質感が残っていて猛烈にドキドキします。
現代社会に押し込められた人間をみているようです。
その他にも沢山印象深い作品がありました。
でも私のイメージする「渋谷」ではないのだよねー。
もっと手作り感というかぬくもり感があるのですよ。
そんんなイメージに近い作品をみるとなんかほっとしました。

小泉悟さんの作品は仮面があることにより
素を出しづらい世の中を表現しているのかなあ。

大原舞さんの作品は個人的にすごく好きなんです。
買ってもらえなかったから作る、悔しくなんかないもんね!的な
ツンデレ感もなんか渋谷っぽくて素敵。
えっと結局「シブヤスタイル」ってなんなのでしょうね。
でも群がってない感じがなんとなく渋谷系的な雰囲を連想させて
私としては気持ちよかったです。
こんな風に過去と現在が入り乱れて新しい文化がうまれてくるのって
とても活力があっていいなあ。こういう場所に自分が立場が変わったことを自覚しながら
ずっと関わっていけたらいいなあって感じました。
オザケンを歌いながら帰りました。
息子には「しらない歌ー」と言われてしまいましたが。。。
12月11日まで。
無休です。
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