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2011-11-19

東京都写真美術館「コレクション展「こどもの情景-原風景を求めて」を観てきました。

東京都写真美術館にて

「コレクション展「こどもの情景-原風景を求めて」

を観てきました。


東京都写真美術館の友の会に入っています。
年間2000円で所蔵品展を何度観ても無料だなんて
そんなお得な会にどうして入らないでいられましょうか。
詳細はこちらをご覧下さい。
そしてこの東京都写真美術館は工夫すると
JR恵比寿駅からほとんど濡れないで行けるのです。
なので悪天候の日等にとても重宝しています。

特に2階ラウンジなんて
静かで読書や思考整理にする場所としてぴったり。
いつも使わせて頂いています。


と猛烈な写真美術館好きな私。
今回の「こどもの情景」も実は4回目の鑑賞です。


「こども」の写真。
よく使われるテーマであります。
自分が子育てしているからでしょうか。
子供が登場している写真には音が聞こえます。
笑い声、泣き声、そして走る音。
色々な音が聞こえます。

そしてなぜか不思議な事が。
いつもこの展覧会観賞後になんか気持ちがざわつくんです。
うむ。私どうしたのでしょうねえ。



帰宅後ブログに感想をまとめる為に言葉を整理していたら
公式ホームページでこんな言葉を見つけました。


「こどもをめぐる写真表現をたどることは、心の原風景をさがすことでもあるのです。」


うむうむ。もしかして。
今日鑑賞した時に猛烈に感じた嫉妬が何であるかなんとなく理解出来ました。


所蔵品展の撮影時期は昭和の時代。
そしれてそれは自分がこどもであった時代と重なります。
そして私は平成の今子育てをしている。
この展覧会をみていると

「当時にあって今ないもの」

が自分なりに見えてきました。
当時は「子供の立ち振る舞い」そのものを他人が
凝視というか監視というか敵視する視線というのは
今程なかったような気がします。

展覧会の作品の先には自然な視線を感じます。
状況は色々でありますがでも被写体に向けられたカメラの先には
暖かい「子供を自然に見守る視線」の存在を確かに感じることが出来ます。


社会体制や環境等現在とは違うことも多いので
比較するほうがおかしいことは自分が一番よくわかっています。
でも私は作品の先に確かに存在していて
今自分が親として公共の場で感じる事が殆ど出来ない

「子供を自然に見守る視線」

の存在がとても羨ましかったのだなと気づきました。。
比べるものではないと分かっているのですがね。

気持ちのざわつきの意味が分かったので
また展覧会に行きたいと思います。



12月4日 ( 日 )まで。
原則月曜休館です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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