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2011-11-05

東京ワンダーサイト本郷「会田誠「美術であろうとなかろうと」」を観てきました。

IMG_0892.jpg
東京ワンダーサイト本郷にて

「会田誠「美術であろうとなかろうと」」

を観てきました。


5歳にして何度も会田誠作品を体験している我が息子。

高橋コレクション日比谷「会田誠+天明屋尚+山口晃 誠がいく、尚がいく、晃がいく ―ミヅマ三人衆ジャパンを斬る―」を観てきました。
ミヅマアートギャラリー「会田誠 展 「絵バカ」」を観てきました。


「あいだまことさん=よかまん」というイメージなのは見て見ぬ振りをして
今回もぶっとんだことしてるはず!と思いながら出かけました。
ちなみに今週土日旦那さんは社員旅行。
つまり夜ご飯について気にしなくていい!思う存分楽しんじゃえ!
と思っていたら。。。。


なんと2時間もいてしまいました。なぜかと言うと。。。


なんとこちら制作に参加することが出来るのです!
すみません全く知らないで行ってしまいました。
っていうか作業してるのは皆美大関係の人なんでしょうと思ってました。。


制作の場所は上階にありました。入ってみると
とても不思議な空間。
不思議な壁が構築されていく過程の中に立っている感じ。
そしてその壁は土から自然に立ち上がっていくような
自分が土を掘って構築しているような。。。

段ボールというとても身近な存在だからでしょうか。
すごく近い存在に感じてずっと見入ってしまいました。
息子も「幼稚園で作ってみたいね。。」とじっと見入っていました。

すると!「きみもやってみる?」と関係者さんから息子にお誘いが!

息子は即参加、そしてその状況に私が大動揺。
あの会田誠作品の前で工作出来るなんてこれってすごくね?なにこの展開!
ねえ息子さんよこの展開がすごいって分かってる?と思っていたら

「さあお母さんも一緒に!」

と私も巻き込まれ二人でお面的なものから制作を始めました。
ここからあーでもないこーでもないで約2時間。。
途中会田さんから直接助言等も頂きながら一生懸命制作しました。
IMG_0888.jpg
今回の制作に関しては「立体的」という縛りを守れば
基本は自由なんだそうです。イメージとして聞こえてくるのは

「現代の神殿」
「意味がありそうで意味がない」

ふむふむふむ。


会田誠さんの作品の前で
手を動かしながら親子で相談しながら
あーでもない、こーでもないと制作してる自分達の行為が
なんだかとても攻撃的な芸術行動のようで
自分だけなんだかとてもパンクな気分になったりして
そんな自分が嬉しい様な恥ずかしい様な。。


なんでしょうこの胸の高鳴り。
これって。。。恋?(←いや違う)


やりたいことをやる。つくりたいものをつくる。
これこそが生き残る唯一の道。
本能を出すことを恐れるな。


会田さんのホームページのコメントを転載させて頂きます。
--------------------
美術(芸術、アート、contemporary art)とは何か----このような問いを前提に作られるものは、すべて近い将来滅びる運命にあるだろう。美術であろうがなかろうが、作りたいものを作る/作るべきものを作る/生きたいように生き、その痕跡として何かが残る――そのようなものしか後世には残らないだろう。悪いが今や美学者たちは、その忠言を聞くことが命取りになるウィッチドクターだ。このような僕の日常的な確信の一環としてこの展示はある。
-会田 誠
--------------------
制作に参加すると
上記の会田誠さんの文章が胸に突き刺さります。
作りたいものを作るという行為がとても生命力を感じさせる
崇高な行為であることが実感できるからかなと思います。

そして「作りたいものを作る」という行為はとても挑戦的でもあります。
自分が受け止める自信がないと出来ない気がするんですよね。。


IMG_0889.jpg
実際に制作に参加すると「会田誠」という存在の天才ぶりをダイレクトに
体感することが出来て本当に刺激的でした。
実際にお話させて頂き存在感のすごさに圧倒されました。
存在感に圧倒され「息子とお写真お願い出来ますか」と言えませんでした。。。
ちなみに私が今まで拝見した会田誠作品で
一番衝撃だったのは「自殺未遂マシーン」でした。
ああ天才ってこういう人を言うんだなと。

今日その時の想いを再確認することが出来ました。
すごいよすごい。

IMG_0890.jpg

ギャラリーの方に事前に許可を頂き作品の前で一緒に撮影させて頂きました。
よい記念になりました。
会田誠さん本日は本当にありがとうございました。
そして親子で(というか私が)長時間熱中してしまって失礼致しました。


12月25日まで。
原則月曜休廊です。


IMG_0891.jpg
会場前のこの作品が泣けますね。
最終日まで何度も通ってしまいそうです。
そして来年の個展も楽しみにしています!
制作の参加の詳細ついてはこちらをご覧下さい。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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