2011-11-01
子供の模写を容認してくれるディレクターは未来のコレクターを育てる。

11月。芸術の秋でございます。
今日11月1日私たち親子は1日青山、表参道界隈で
芸術に触れさせて頂きました。
そのうちの1つ、スパイラルガーデンの「ULTRA 004」にて
息子は本日思う存分「画伯」をさせて頂きました。
その一部を親ばかモードで紹介させて頂きます。
息子の模写を見守って下さったディレクターの皆様本当にありがとうございます。

Galley Fukuda (大阪)さん

Galerie Tokyo Humanité (東京)さん

工房親 (東京)さん

eitoeiko (東京)さん

mograg garage (東京)さん
作品を観ながら絵を書かせて頂きました。
筆記具はすべてシャーペンです。
立って書くので時間はそれほどかかっていません。
書いてる息子を待ちながら思ったことがあります。
「子供の模写を容認してくれるディレクターは未来のコレクターを育てる」
のではないかと。
アートフェアというのは沢山の画廊さんと作家さんが
自分の自信作を基本ガラスケース無しで並べるわけですよね。
つまりそれを作った人、選んだ人と同じ空気を吸いながら
自信作を一緒に体感できるわけですよ。
考えてみたらすごい空間ですよね。
そこでね。子供に気に入った作品を絵に書かせてみるわけですよ。
もちろん大人の邪魔にならないことが前提ですよ。
作品が産まれる時のアドレナリンがムンムンした状態の中で自分も書く。
まずこれだけでも楽しいですよね。そして書いてるうちに子供が分かることが1つ。
「目の前のこの完成品は凄い魅力があり、そして自分には絶対に作れない」
を実感出来るわけです。
この【魅力があるけど自分では作れない】を実感するってすごく大事。
外食なんて特にそう。食べるだけなら自分でも作れるわけです。
でも「自分で作れないけど美味しいものたべたいからお金を払う!」となるわけですよね。
この「納得してお金を払う」という行為が
自然に身につけばもっとアートを買う行為が自然になるのかななんて思ったわけです。
息子が今回とにかくうまく書けた!と喜んでいたのが
Galley Fukuda (大阪)さんの作品。
書き上がった作品を作家さんにも褒めて頂き
とても嬉しかったそうです。
息子は「あかちゃんヒーローかっこよかったなあ。。」と
就寝前まで呟いていました。
大阪にまた見に行きたいそうです。
そう、前回拝見した時はART OSAKAでした。
堂島ホテル「ART OSAKA 2010」に行ってきました。
子供向けのワークショップで
「複数の若手作家さんのグループ展を行い作品を作家と話しながら模写」
っていうすごくシンプルなスタイルがあったら楽しそうですね。
作家さん大変かな。子供の質問って辛辣ですから。。
でもきっとすごいプレゼンの練習になると思います!(←すみませんすこし無責任)
そして子供達は「作り上げ仕上げ人にみせる行為に伴う勇気」を観る事ができます。
近くで観ればきっとどれだけ大変か実感できますよね。そしてその実感は
「人はそれぞれ違いがありその違いは受け入れるべきであること」
「人の行為に敬意を持ち、相違を受け入れることによって相違尊敬が産まれること」
という感覚につながることが出来ると思うのですよね。
とかく日本人は「隣人の違い」に過敏すぎな気がするんですわたし。
違いを楽しむ。その違いを体感する第一段階として「絵を書く」ってすごくいいと思うのですよ。
だって絵って全く同じに書けないでしょ?
自分の子を観ていると
自分が気に入った作品を自分で書き
その作品を作った作家さんやその作品を選んだディレクターさんに観てもらう
この流れが一番作品を深く鑑賞しているような気がします。
そして一緒にその絵をみてもらいながら作品の前で話をしていることによって
作品を仕上げる作家さん、それを世に送り出すディレクターさんを
尊敬し、その結果である作品に敬意を表すことが出来ている気がします。
(作品を触らないや展示の場で走らないことは敬意を表すではなくて当たり前のこと!って
言われるとすみませんなのですが。。)
それにしても沢山書かせて頂きました。
今日私たちを見守って下さった皆様
そして素敵な場を作って下さったULTRA 004というアートフェアに深く感謝。
本当にありがとうございましました。
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