2011-10-28
岡本太郎記念館「岡本太郎生誕100年第三弾企画展「ヤノベケンジ:太陽の子・太郎の子」展」を観てきました。

岡本太郎記念館にて
「岡本太郎生誕100年第三弾企画展「ヤノベケンジ:太陽の子・太郎の子」展」
を観てきました。
うちの息子はトらやんが大好きです。
そしてヤノベケンジさんが大好きです。
山本現代さんでも京都造形芸術大学でも本当にいつも楽しく過ごさせて
頂いております。本当にありがとうございます。
京都造形芸術大学&ウルトラファクトリーに行ってきました。
山本現代にて「ヤノベケンジ個展「レヴィテイション」」を観てきました。
山本現代「ヤノベケンジ個展「アトムスーツ・プロジェクト:大地のアンテナ」」を観てきました。
実は、前回の山本現代さんの個展時にヤノベさんご本人から
「次はすごい人と一緒にやってるから楽しみにしてて!」
と言われていたのですね。
なのでとても楽しみにしていたので
この個展の情報を聞いた時に「あの時教えて下さったのはこれか!!」
と思い出しどうしても初日に行きたくなったのでした。
えっと「大陽の子」は巨大なのでもちろん見えるのですが
ここはじっと見るのを我慢してまずは記念館内へ。
★こちらの展示は写真撮影可能となっています。
この岡本太郎記念館には
何度も足を運ばせて頂いているのですが
まず驚いたのが太郎さんとヤノベさんとトらやんの競演!

二人で思わず「おおおーーーー!!!」
と盛り上がってしまいました。
この二人が実際にお話したら本当に楽しいだろうなー。
なんかそのまわりをちいさなトらやんが沢山走り回ってるのを
親子で楽しく想像してしまいました。
奥のアトリエでもあまりにトらやんが自然に振る舞っていたので
個展が終わった後お人形の太郎さんが寂しくならないか
不安になってしまった程でした。
そして2階に上がり「大陽の子」に関するスケッチや小作品をじっくりと鑑賞。


息子も私も観た事があるモチーフと一緒に
「大陽の子」をじっくりと鑑賞。
この子の防護服のガイガーカウンターはゼロとなっています。
そして防護服をぬいで凛とした姿で立っています。
彼の視線の先には明らかに希望がある。
表情からその希望を掴む自信を感じることが出来ます。
今の私の後ろ向きな気持ちが
とても恥ずかしくなると同時に
でも世の中そんなに甘くもないんだけどななんて
やさぐれたくなったりもします。

そして数日前に観た「メタボリズム」での大阪万博の展示を思い出しながら
太郎さんは今、この日本の状況をどう感じれおられるのかなと思うと
涙が出そうになりました。
そして奥の映像のコーナーへ。
こちらでこの予告映像を改めて鑑賞。
その後に2階から「大陽の子」を観ると
もう涙が溢れてきてしまいました。
防護服を着なくていい世界のほうがいいに決まってる。
深呼吸出来る世界のほうがいいに決まってる。
間違ったものを作ってしまったと認められないの。
僕の目をみて。「これではいけない」って気がついて。
とストレートに言われてる気がして
深く心が揺さぶれました。
人が作ってきたものが人の生活を変えてきた。
歴史は繰り替えす。
諦めちゃいけない。
大丈夫。新しいものを作れるから。

諦め気味というかやさぐれ気味だった自分を
とても元気に励ましてもらえたような気持ちになれました。
ヤノベさんいつも本当にありがとうございます。
気持ちが盛り上がりまくっていたので
初日に行ってしまいましたが
会期実はとても長いです。ぜひ足をお運びください。
私たちも何度も行こうと思います。
森美術館の「メタボリズム」鑑賞後に観ると
心の揺さぶられ度が猛烈に高まります。
人間が作ってきた「作品の力」をぜひ感じて頂きたいです。
休館日は火曜日(祝日の場合は開館)です。
※年末年始(12/28~1/4)及び保守点検日も休館です。
2012年2月26日(日) まで。オススメします。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術