2011-12-17
小山登美夫ギャラリー東京「オノ・ヨーコ 展 「灯 あかり」」を観てきました。
小山登美夫ギャラリー東にて
「オノ・ヨーコ 展 「灯 あかり」」
を観てきました。
twitterで「非常に混むので入場制限」というのを見かけて
これは平日に行くべきと思い
ちょうど幼稚園が休みだった息子を連れて出かけることにしました。
息子には「横トリで迷路があったでしょ?あれだよ」と話すと
あーんあれねーとのこと。
私がオノヨーコさんの作品を一番沢山見たのは
今は亡き「ジョン・レノンミュージアム」でした。
彼女のパフォーマンスは当時の私には少々理解が難しかった。
草間さんのように作品そのものに書く技術を要しているという点が
明確だとまだ理解出来そうな感覚もあるのですが。。
というわけでオノ・ヨーコさんというのは
私にとってはとても難しい存在でもあります。
さて、今回は。
こちらのギャラリーは何度も行ってるのですが
まず入ると雰囲気が激変していました。
まっくら。
そして「靴と荷物をこちらに置いて下さい」と言われます。
平日のお昼ということで
中には私たちだけ。靴を脱いで懐中電灯的なものを借りて静かに迷路は始まります。
いくつか道中色々なものが見えてきます。
血がついたようなパンプス。
独特な頭の形をした透明な人形。
くしゃくしゃにされた新聞のような紙。
そしてアブラムシのような虫の映像。
現在の右往左往している
自分の環境を思わず重ね合わせます。
行動力の欠如。
思考力の低下。
情報管理社会。
生命力の低下。
迷路の中を息子と一緒に進んでいると
まさにこれって今の人生そのものなのかとも。
目指す「灯」は予想とは違っていました。
これが現実なのかなとも思いました。
帰りの方が少し苦労しながら入口へ。
すると今度は「外側をどうぞ」と言って頂くので
先ほど道中で見えたものを近くで再度鑑賞。
今回は私たちは私たちだけだったのですが
これって他の人が迷路に迷っている様、鑑賞している様も
立派な作品なんだろうなと感じ直しました。
(ただ混雑だとねえ。。うーむ難しい)
ちなみに私は迷路の外側の奥が一番びっくりしました。
あって当然なのに予想してなかった(^^;)
そう、人生は油断していると衝撃が訪れる。
息子は透明な人形の影も作品だねーと話していました。
確かに独特な影でした。ぜひご確認ください。
以前よりかはオノ・ヨーコさんの作品を自然に体感出来るようになったかなと
思いました。これは私が色々な体験をしてきたからでしょうか。
もうすぐ色々なことがありすぎた2011年も終わりますね。
土日の鑑賞だと体感には時間がかかると思われます。
ぜひ脱ぎやすい靴で時間に余裕を持ってお出かけください。
暗い作品なので暗転が苦手なお子さんとは鑑賞は厳しいかもしれません。
1月28日(土)まで。
日、月、休日曜休廊です。
*冬期休廊 12月25日(日) – 2012年1月4日(水)
「オノ・ヨーコ 展 「灯 あかり」」
を観てきました。
twitterで「非常に混むので入場制限」というのを見かけて
これは平日に行くべきと思い
ちょうど幼稚園が休みだった息子を連れて出かけることにしました。
息子には「横トリで迷路があったでしょ?あれだよ」と話すと
あーんあれねーとのこと。
私がオノヨーコさんの作品を一番沢山見たのは
今は亡き「ジョン・レノンミュージアム」でした。
彼女のパフォーマンスは当時の私には少々理解が難しかった。
草間さんのように作品そのものに書く技術を要しているという点が
明確だとまだ理解出来そうな感覚もあるのですが。。
というわけでオノ・ヨーコさんというのは
私にとってはとても難しい存在でもあります。
さて、今回は。
こちらのギャラリーは何度も行ってるのですが
まず入ると雰囲気が激変していました。
まっくら。
そして「靴と荷物をこちらに置いて下さい」と言われます。
平日のお昼ということで
中には私たちだけ。靴を脱いで懐中電灯的なものを借りて静かに迷路は始まります。
いくつか道中色々なものが見えてきます。
血がついたようなパンプス。
独特な頭の形をした透明な人形。
くしゃくしゃにされた新聞のような紙。
そしてアブラムシのような虫の映像。
現在の右往左往している
自分の環境を思わず重ね合わせます。
行動力の欠如。
思考力の低下。
情報管理社会。
生命力の低下。
迷路の中を息子と一緒に進んでいると
まさにこれって今の人生そのものなのかとも。
目指す「灯」は予想とは違っていました。
これが現実なのかなとも思いました。
帰りの方が少し苦労しながら入口へ。
すると今度は「外側をどうぞ」と言って頂くので
先ほど道中で見えたものを近くで再度鑑賞。
今回は私たちは私たちだけだったのですが
これって他の人が迷路に迷っている様、鑑賞している様も
立派な作品なんだろうなと感じ直しました。
(ただ混雑だとねえ。。うーむ難しい)
ちなみに私は迷路の外側の奥が一番びっくりしました。
あって当然なのに予想してなかった(^^;)
そう、人生は油断していると衝撃が訪れる。
息子は透明な人形の影も作品だねーと話していました。
確かに独特な影でした。ぜひご確認ください。
以前よりかはオノ・ヨーコさんの作品を自然に体感出来るようになったかなと
思いました。これは私が色々な体験をしてきたからでしょうか。
もうすぐ色々なことがありすぎた2011年も終わりますね。
土日の鑑賞だと体感には時間がかかると思われます。
ぜひ脱ぎやすい靴で時間に余裕を持ってお出かけください。
暗い作品なので暗転が苦手なお子さんとは鑑賞は厳しいかもしれません。
1月28日(土)まで。
日、月、休日曜休廊です。
*冬期休廊 12月25日(日) – 2012年1月4日(水)
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術