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2011-09-10

SCAI THE BATHHOUSE「石川直樹「8848」」を観てきました。

IMG_4808.jpg
SCAI THE BATHHOUSEにて

「石川直樹「8848」」

を観てきました。


幼稚園→サッカーの後身支度を整えて谷中へ。
「冒険家ってどうやってなるの?」
という息子の疑問に答えられないまま日暮里到着。息子は
「ドキドキしない冒険からドキドキする冒険まですると冒険家になる」
と持論を展開していました。
ところでドキドキしない冒険って何ですか。


SCAIさんは親子でお世話になっている素敵なギャラリーです。
ここでの体験はいつも本当に刺激的。
ご挨拶をさせて頂いた後に早速鑑賞。
エベレスト登頂に関しての写真達はとても魅力的で
体の中に風を感じました。


石川直樹さんの写真を拝見するといつも「風」を感じます。
特にそう感じたのが「瀬戸内国際芸術祭」だったからかもしれません。
女木島の福武ハウスでの石川直樹さんの作品は
灼熱の島巡りの最中に体内に風を感じさせ、別の場所に心を運ぶ魔法の絨毯のような
行動力を感じました。


IMG_4807.jpg
親子で写真を楽しく鑑賞していると石川直樹さん登場。
(※写真の撮影、掲載は許可を頂いております)
SCAIさんにご紹介をして頂きご挨拶をすることが出来ました。
ありがとうございます。
そして石川さん空いている時に息子と沢山お話をして下さいました。
「山に登ってる時トイレどうするの?」という子供が一番興味がある話題を
分かりやすく説明して下さりとてもありがとうございます。



今回のエベレスト登山中に撮影されたものだそうです。
「8848」というのはエベレストの標高。
登頂の記録と一緒に登山への下見と高所順応のために
3年ほど前から幾度となく訪れたエベレスト街道や
山岳民族のシェルパ族が暮らす村の写真も沢山ありました。


エベレストの高さも周囲がどんな場所かも
自分自身は何度も写真や映像で観たことがあるはずなのに
なんでこんなにドキドキしてしまうのか不思議な気分になりました。

スタッフの方のお話では
「フィルムは人肌で凍らせないように暖めて運ぶ」のだそうです。
この写真は想像も出来ないような高い場所から
人に暖められて長い距離を旅して今私の前に作品となって現れているわけです。
だからまるでその場にいた人の話を聞いてるような
躍動感を感じることが出来るのだろうなと思いました。


※息子が石川直樹さんと話しているのを楽しく拝見しながら拝見しているから躍動感3倍増でした!


息子はエベレストについて知る最初の写真や文章が石川直樹さんの作品なわけか。。
羨ましいぞ!


それにしても過酷な環境です。
どうやって撮影したのか、そもそもどうやってフィルムを交換したのでしょう?
スタッフの方に伺って驚いたのが「撮影の時は手袋3枚重ねで行う」ということ。
手袋でiPhoneを使うのもおぼつかない私には考えられない神業です。


1つ1つのエピソードを伺いながら写真を拝見すると
体の中に感じる風がどんんどん明確になってきました。



「人生体感主義」を掲げている私ですが
まさにこれは体感そのものでした。
体の中に風が吹きます。視覚的なもの、感覚的なものを感じさせてくれます。


息子は写真を拝見して一番驚いた事は「山のてっぺんって小さい!」
だそうです。
確かにここまで小さいとは
展望台がある山とかにしか登っていない私たちには
想像出来ないよなあって思いました。

そして石川さんのお話がとても面白かったそうです。
「エベレストでリフティングしてほしいなあ。。」
と何度も話していました。石川さんサッカー経験もあってリフティング得意なんだそうです。
異国でもサッカーだったらすぐ仲間が出来そうです。楽しそうです。


忙しくて遠くに行けない人。
遠くに行った時に感じるあの異国感を感じてみたい人。。
ものすごくオススメします。


10月22日(土)まで。
日・月・祝日休廊です。



さきほどまで息子に

「陸上もやってたけどサッカーもやってたんだよ!リフティングうまいよ!」

と優しく話して下さった石川さんは
大柄というわけでもなくとても優しい雰囲気に満ちあふれた人でした。
息子もとても楽しかったそうです。

「「ドリブルしながら冒険」ってやってくれないかな。。」

とサインを頂いた本のパラパラ漫画を何度も楽しみながら
電車に乗って帰りました。



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(2011/08/20)
石川 直樹

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そして寝る前に少しだけ読み聞かせてみました。すると

IMG_4810.jpg
「いしかわさんは「サンタさん」知ってたんだ!プレゼントお願いすればよかった!!」
(ちなみに息子はこんな人にもクリスマスプレゼントのお願いをしたことがあります)

と大興奮。次回お会いした時プレゼントをお願いするかもしれません。。
本、まだ読み終わっていませんがとても面白いです。ぜひお手に取ってご覧下さい。
SCAIさんでも販売されていますので観賞後ぜひ。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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