2011-08-08
よみうりカルチャー自由が丘「こども水墨画スペシャル」に参加してきました。

よみうりカルチャー自由が丘にて
「こども水墨画スペシャル」
に参加してきました。
こちら今回息子のサッカークラブのお友達を誘っての参加です。
去年も参加しています。
よみうりカルチャー自由が丘「こども水墨画スペシャル」に参加してきました。
私たちは数多くの子どもの美術ワークショップに参加していますが
この「こども水墨画スペシャル」は
東京で開催される子ども向けワークショップの中で
トップレベルの完成度だと思っています。
なので今年もすごく楽しみに出かけました。
なぜこのワークショップが素晴らしいと思うのか。
今回はその点を掘り下げてみたいと思います。
1;子どもが自分の手で行う
基本この水墨画教室は子どもの力だけで行います。
書き方を最初に先生が指南し、そして手本を掲示はしますが
基本代わりに書くことは行いません。
資料も準備していますし説明もあるのですが
でも基本は子どもの手のみで行います。
そうなんです。つまり先生の説明がうまい。
子どもが出来る範囲まで説明し、途中経過をスタッフさんたちが確認しながら行ってくれるので
参加している幼稚園児も納得して行うことが出来ます。
これってすごくありがたいです。

途中経過をみると
ものすごく不安になると思うのですけど
去年の経験上これがものすごくよい作品になると確信出来るので
私だけがとても穏やかに待機。
でもあたふたするお母さん分かります。。
2:子どもが出来る作業の組み立て
いくら説明がうまくても作業が出来なかったら出来ません。
今回はワークショップは基本子どもは年中さんから小学6年生まで。
そうなんです範囲は広めなんです。
でも1つ1つの作業がどんな年齢層の子どもでも出来る様に組られられいて
そして出来る学年によっ独自の応用が効くようになっています。
つまりどの年齢層にも満足度が高い構成になっています。
これってすごい。

例えば今回の梅の木。
なんと木の枝は墨を大目につけてストローで吹くのです。
そして梅の花はしめじに朱色の墨をつけて行います。
誰でも出来る手段からうまれる独特な作品。
これは書いているほうも嬉しいです。
(そして見守る親もとても楽しいです!)
3:日本人であることの自信の回復

さてここからは花が咲いていくわけですが
個々巡回して見て下さる先生が
「間の美しさ」について分かりやすく説明して下さいます。
つまり空間の美しさですね。
満開ももちろん美しいのですがでもバランスよくぽつぽつ咲くのも美しい。
自分で描いて体験する間の美しさ。これはなかなか得難い体験です。
このような体験をすることにより日本画に親近感を抱き
そして本物の日本画の傑作を見た時
今までにない新規感を感じてくれたら
きっとその子どもには「日本人ってすごい絵を書けるんだ」
っていう自信が宿ると思うのですよね。
この自信っていうのはきっとその子の日本産まれ、日本育ちという
アイデンティティに力を与えてくれるものになると思います。
日本という国に自信を持てないことが多い昨今だからこそ
日本の良さをぜひ伝えていきたい。
この「水墨画体験」は日本の文化を体感する素晴らしい体験になると思います。

今回ほぼ完成品はこちら。
こちらに署名をして完成します。
どうですかこの書きすぎしてない感。
5歳児とは思えないバランス。
親ばかモード全開で言わせて頂くと
めっちゃすてきやーんって感じです。
製作最後には
みんなで作品の前で写真を撮り
先生が講評をして頂きながら1つ1つ手渡しして終了という
終了の儀式もしっかりとあるので
子どもも達成感満載でした。
最後に今回も講師を務めて下さった小林東雲先生、本日も楽しい教室を本当にありがとうございました。
小林東雲先生のHPはこちらです。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
スポンサーサイト