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2011-07-29

東京国際フォーラム「アートフェア東京2011」内覧会に行ってきました。

IMG_3832.jpg
東京国際フォーラム

「アートフェア東京2011」

内覧会に行ってきました。

2回目となるアートフェア東京。
震災の影響で時期をずらしての開催となります。
今回は内覧会に伺う機会を頂くことが出来たので
息子を連れて出かけてみました。


本日の内覧会で沢山のアートブロガーさんにもお会いしました。
今回は私しか書けない「家族連れで楽しめる展示」を
紹介してみたいと思います。

まずは一時画伯さん。

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今回はこちらのWSを開催されるとのこと。
プロジェクト2:ドイツ銀行グループとのコラボレーションプロジェクト
開催概要はこんな感じです。
-----------
●午前の部「流 麻二果:虹の柱」
被災した東松島市に建設される「番屋(=漁師小屋)」の
柱を虹色に塗るプロジェクト
お子さん達に協力して虹を描いていただきます。
東北に、東京の子供たちの思いを届けるプロジェクトです。
※作品は、東北に贈りますので、お持ち帰りいただけません。
流 麻二果 http://manikanagare.com

●午後の部「ニコラ・ビュフ:WSタイトル未定」
フランス出身の、日本でも活躍しているアーティストニコラ・ビュフによる
段ボールを使ったワークショップ。
(ワークショップは日本語で行います)
こちらも、東北に、東京の子供たちの思いを届けるプロジェクトで、
東松島市に建設される「番屋(=漁師小屋)」の
建物の一部となるものを制作します。
※作品は、東北に贈りますので、お持ち帰りいただけません。
-----------
今自分達で何か出来ることの1つとして
実際に手を動かしてみる。そして皆で作品を仕上げる。
この行為は今の自分の存在価値や立ち位置を再確認し
子供の心を落ち着かせてくれるはずです。
ちなみにニコラ・ビュフさんはノーマンズ・ランドの
入口の門を作成したアーティストさんです。



そして無人島プロダクションの「加藤翼」展の展示もとても楽しくなります。
こちらは「引き興し」プロジェクトの展示です。
個展は現在「無人島プロダクション」で開催中です。

えっと名前変わってるような気が。。
と思い帰ってから調べると
「引き倒し」→「引き興し」に変化していました。
変化した経緯について現在無人島プロダクションでの個展の
プレスリリースの一部紹介させて頂きます。
-----------
自身の制作の動機と表現行為において、「当事者と当事者でない間の距離をどう埋めるか?」という大きな命題を掲げる加藤のプロジェクトは、これまで「引き倒し」と説明されてきました。しかし東日本大震災以後、あらためて「引き興し」と自らのプロジェクトに名前をつけ、これまで構造物を(ただ)正面から引っぱり倒してきたものを、他方向から力のバランスをとり、ゆっくりと構造物を引き起こすことに変化させたことで、目の前で大きな構造物が倒れた時の一瞬の共有感ではなく、引き興す際にゆっくりと立ち上がっていく時間の共有体験を生み出しました。そこには「人間性の再起」をテーマに「みんなで力を合わせる」という目的に立ち向かい続けてきた加藤の「今こそ一つになり、日本を押し上げたい」という強い意志が込められています。
-----------
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アートフェア東京の展示では加藤さんや無人島プロダクションの皆様が
とても息子をかわいがって下さり
私も楽しくなってしまったので名前の経緯についてしっかり聞けなかったのです。
帰ってからこの文章を読んで正直涙が出てしまいました。


1つのことその場で会った人同士でやり遂げてる。
その行為は少しずつだけど確実に形になる。
そして形になった行為の結果やり遂げたことが形になり
そして皆で喜びあう。

まさに復興にみんなで立ち向かう経緯そのもの。
「自分ひとりの力なんて小さすぎて」と絶望している子に
「小さな力が集まれば不可能かと思うことも成し遂げられる」
という素晴らしい疑似体験が出来るのです。
これって不安になっている時に本当にやりたいと思います。
(つまり私も体験したい!)

IMG_3836.jpg
加藤さんや無人島プロダクションの皆様に
ぜひと誘って頂いたので
7日木場公園で引っ張らせて頂こうと思います!
こんな素敵なはっぴを着てひっぱりましょう!
イベント詳細はこちらをご覧下さい。


今回ご紹介した2つの展示は
子供と一緒に楽しめる展示です。
一時画伯さんのWSは【金曜夕方に伺った時点では】
日曜の午後はまだ空席があるそうです。
詳細はぜひこちらにお問い合わせ下さい。

そしてワークショップを申込をした方は
こちらの記事もぜひご一読ください。
「アートフェア東京」ワークショップをお申し込みいただきましたみなさまへ

家族で特別な夏の思い出作りにアートに触れてみてはいかがでしょう。

★アートフェアという会場は作品を「商品」として売買している場でもあります。
 お子さんが「商品である作品を大事に鑑賞する」という姿勢を追求出来るように
 親が環境作りを意識して行いましょう!
   

次回は主にロビーに出展しているギャラリーさんをご紹介させて頂きます。


7月31日まで。
アートフェア東京入場に関するチケット等の情報はこちらをご覧下さい。
★岩手県/宮城県/福島県からのご来場が証明できる方(身分証明書や切符の半券等)は無料との記載がありました。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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