2011-06-24
ギャルリー東京ユマニテ「浅井純介展「煉瓦1/1」」を観てきました。

ギャルリー東京ユマニテにて
「浅井純介展「煉瓦1/1」」
を観てきました。

今回の展示に囲まれた時
最初とても壁を感じていました。
焼き物、特に現代の陶磁器について
自分はあまり深く入り込む鑑賞姿勢をとることができません。
なので今回の展示のように「形」ではなく
素材そのものが全面に出てくると
益々どのように感じていいのか分からず
右往左往してしまいました。

1つ1つの花器の存在をどのように捉えていくかは
自分次第なわけなんですが
わたくし実は女性をかなり長くやっている割には
花や花器というのものがものすごく苦手なんですね。
だからどうも言葉で思いが出てこない。
うむ。ここから自分からどんな思いが産まれるのか、
それとも産まれないのか?
ぼーっとしながら観ていたら
いつもお世話になっているスタッフさんに
「花器ではなくて土をそのまま感じてみたら」
とアシストを頂きました。
土か。。と思いながら再度対面してみたのだけど
どうも感じるセンサーが働いてこない。スタッフさんといろいろな話をしたり
再度作品と向きあってみたりしたのですがどうもわき上がってこない。
「自分は土を感じることが出来てないなあ」
と何度も(心の中で自己)反省していました。
楽しい時間を過ごした後息子の幼稚園のお迎えがあるので
ギャラリーを出て地下鉄の駅へ急ぎました。
自分の足で走る感触を感じながら
子供に早く会いたいなあとか
幼稚園で喧嘩とかしていないかなあとか
お迎えに行ったらサッカー行かなきゃとか
いろいろなことを考えたら楽しくなってきた時でした。
そんなことを漠然と考えていた時に足下を見たら
思わず笑みがこぼれました。

そこには先ほど拝見した作品達を
彷彿させるような
沢山の煉瓦達が並んでいました。
足の裏から感じた感触が
明らかに自分の気持ちをチェンジすることが出来ました。
こんな感じかたでも「土を感じた」ことにしていいのかな。
いいことにしていいですよね(^^)
★写真の撮影・掲載は主催者の許可を頂いております。
写真はiPhoneのカメラでの撮影です。画質がいいものではございません。
興味を感じて頂いたらぜひ実際に会場に足をお運び頂ければ幸いです。
6月25日まで。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術