2011-06-04

原美術館「ミューぽんユーザー限定企画!! 対話型鑑賞 in 原美術館」に参加してきました。

原美術館にて

「ミューぽんユーザー限定企画!! 対話型鑑賞 in 原美術館」

に参加してきました。



実は私は美術館の大人のワークショップに参加するのはものすごく久しぶり。
いつもは子供または親子ワークショップが専門です。。
大人と子供。どのようなことが違うのか楽しみにしていきました。
いつもお世話になっているTokyo Art Beatさん。
あ、今月のTokyo Art Mapの表紙はうちの息子です。
IMG_1322.jpg


そして仕切りは対話型鑑賞を研究されている平野( @tomokihirano)さん 。
平野さんの進行ももちろん初めて。
さて、どんな感じなのか。。?
まず最初に行われたのが「Ice Break」と呼ばれる
緊張を解きほぐすワークショップ。
そこで近所の人とご挨拶。緊張がほぐれたところで鑑賞スタート。

1つの作品の前にみんなで集まってじっくり見つめ合ったあとに
それぞれ感じた事を話していきます。
人の話を聞いて聞いて影響されてもいいし、影響されなくてもいい。
それぞれの人がそれぞれの思いを話します。

こういうスタイルで鑑賞したことがなかったんでかなり新鮮。
何が新鮮って
「大人たちが言葉にする行為に奮闘している様」がとても新鮮です。
大人が思いを言葉にする行為ってのは実はとても全身を使う事。
思うことを本当に言葉にしていいのか、
大人になると色々なアンテナが働いてきます。

まわりを傷つけないか
周囲にどう思われるか

子供にはない防御的なアンテナの感度がどんどん上がっていきます。
自分も含めて作品を前にして「思うことを話す」時に
他の人の話や存在をとても意識している様がとても興味深かったです。



この点に気づいたのはものすごくちょっとしたことから。

気づいたきっかけは奈良さんの作品「Eve of Destruction」を題材に
対話型鑑賞を行っている時でした。
目についた絵の中の「The Turtles」という文字。
こちらはアメリカのフォークロックバンド(と推測されている)そうですが
私が「タートルズ」と聞いて思い出したのはこちら。

「でも忍者とか言うのはちょっと恥ずかしいなあ。。。」
と思い黙ってました。そして鑑賞が終わった後
作品の前で数名で話していたら

「タートルズといえば忍者ですよね!」

という人が数名いたんです!
「この子なんだか亀っぽい!」と言う人まで。。。
「でも鑑賞中人前ではちょと言えないですねえ」という意見が
とても多かったんです。
お互い「そうですよねー」とかうなずき合ったりして。



ああ「発言をする際他者の存在を意識する」って
こういうことなんだなと実感しました。
ちなみに帰り道私が覚えていたのはこの盛り上がりでした。
すごく、すごく楽しかった。



1つの作品の前で複数の人間が自分の思い出から連想された思い出を話し
同じことを考えていた人と共有感を味わうことによって
1つの作品に新たに思い出が加わる。
さて、これって対話型鑑賞なんでしょうか?




私は研究者ではないので詳しくは正直解らないです。
でも今日の体験から分かったことは
「ちょっとした前段階があるとより深くなれるのかな?」
ってこと。
今の日本人の大人の対話型鑑賞というのは
対話からいきなりはじめるのではなく
つぶやき等の無記名の思いの羅列をfirst stepにして
その羅列をみながら対話を始めたほうがやりやすいのかなと思いました。
ニコニコ動画のコメントを
面白く思える日本人ならではの感覚を活かすとでもいいましょうか。
実際に可能だと思うのですよ。セカイカメラでエアタグをつけて
そのタグを見ながら会話するとかね。
もしそういうガジェットが厳しかったらメモを無記名で投票して
そのメモをボードに貼りながらでの対話でもいい。
無記名で「言葉を自由にした状態」での思いはきっと
その言葉を発した人だけでもなく
その言葉に遭遇したすべての人を自由にしてくれる気がします。

参加表明の際に奈良さんの作品について
つぶやきをまとめるっていうstepはあったのですが
その作品を前にみんなで対話型鑑賞もしてみたかったです。


(これって対話型鑑賞のルールから外れちゃうのかな。。
 もしそうだったらごめんなさい)



私が子供と一緒に美術館に行く時際注意すべき点はただ1つ。「帰り道楽しいか」
だけなんですね。「終わりよければ全てよし」だと思っています。
では大人は美術館で鑑賞ワークショップに参加した際
帰り道はどんな気持ちになるのがワクワクするのでしょうかね。
自だって大人なのにワクワクしてる自分にはあえてつっこまないようにします。

あと平野さんの進行の仕方、特に話し方が
相手を会話のリズムを意識した話し方だったのでさすがだなと思いました。
お話を伺うと考えて話しているとの事。やはり。
またぜひ参加したいです。




平野さん
原美術館さん
Tokyo Art Beatさん

とても素敵な時間でした。
本日はどうもありがとうございました!
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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