2011-05-27
ミヅマ・アクション「木村了子展「楽園」」を観てきました。

ミヅマ・アクションにて
「木村了子展「楽園」」
を観てきました。
好きなものを並べて愛でる。
そして好きな人が並んでる様を観て萌える。
誰でも経験あることだと思います。
私は今息子の影響もありサッカー熱が再編しています。

サッカーでドキドキするのがこういう写真。
並んでる姿、いろんなとこ沢山観ちゃいますよね。ドキドキしますね。
(私ちなみにサッカー選手のスローインの際の二の腕がたまらなく好きなんです。。)
並んでるといえば最近よく見るのが
「大量に並ぶアイドル」。
男女両方よーならんでますよね。
私の個人の感想なのですが「並ばせて愛でる」って男女の差がとても激しいと思うのです。

男が女を並べる場合って個人を愛でることを前提としている気がします。
並ばせているほうからみての「1対1」。いわゆる「俺の嫁」ですね。
重婚禁止の日本では嫁は原則「ひとり」ですからそうなるものなのかな。

しかし、女が男を並べる場合はそうではないと思うのです。
並ばれた男達は並ばせた女に対して集団で一方的な関係を求める。
並ばせているほうからみて今度は「1対n」の関係。
こちら側が1に対して相手がnなので気に入らなければ即交換あり。
玩具化と申しましょうか。ある意味とても残酷。
そもそも女って残酷ですよね。
女には構造上は男には絶対に出来ない「産み出す」ことが出来るので
自分の選択に自信をもちやすいのかな。そしてその自信は残酷度を増長させます。
「え?ご不満ならあなたを切って作り出しますが何か?」
と担架を切れるわけです。
自分が「産み出せる→創造出来る→神である」と主張し
周囲に肯定してもらったような高揚感。
このような状態の時ってもう誰にも止められない。
産み出せない弱者は神の前になす術もなし。
ただひたすらに笑顔を向け
「自分への愛眼」を求めていくわけです。

今回のこの展覧会には「女の残酷さ」と「男の無力さ」がとてもリアルに出てきていて
私は観ていてとても楽しかったです。
並んでるイケメンたちの心の中や絵の中の並べなかったイケメン
の気持ちを妄想する。。。ああ残酷な私って素敵。
おそらく「自分は残酷にしてもいい!」という自負があるからなんだろうな。。
女性は強いのですよ。はい。。
猛烈に面白かった展覧会でした。
作家さんと話してみたいなと思いました。
ちなみに息子は作品は「こわい」となるべく作品は見ないふり。
そして公開制作の場をみて「いわえのぐで絵を描いてみたかった」
としきりに話していました。
日本画はずっと好きなんですよね。岩絵の具は未経験ですが。
どこかで体験させてくれないかな。

模写もさせて頂きました。(許可頂いております)
ありがとうございました。
6月4日まで。
月曜休館です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
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