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2011-05-14

東京国立博物館平成館「特別展 写楽」を観てきました。

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東京国立博物館平成館にて

「特別展 写楽」

を観てきました。


前回の記事でも書きました。
そうです私たち親子は歌舞伎と浮世絵が大好きです。
とても楽しみにしていたのでより深く鑑賞できるように
綿密な計画を立てました。計画はこちら→

今回の規模は今まで体験したことがないようなもの。
喜ぶ心を押さえきれずに母子でにやけながら会場へ。
予想通りそれなりの混み具合。

さてどうする?

そこで平成館のでの鉄則「混んでいたら流れに逆らえ」を実行するため
全体地図を確認。あれ、第二会場は写楽の作品そのものが中心?
ってことは混んでる第一会場の前に第二会場に行っても
問題無し??なしーー!(自己解決)

ということでまずは第二会場から入りました。
第二会場は「写楽の歴史」を順番に追う事が出来ます。
正直ここまで【写楽の大首絵だけの部屋】など入ったことがありません。
夜中にはみんなで話し合っていそうな雰囲気。
息子は大興奮。彼にとっての写楽はまさに第一期の大首絵。
しかも歌舞伎についても知識があるので
もう盛り上がりまくりでありました!

ここは空いてる時間帯を狙って入ると三倍増しに嬉しくなります。

写楽といえば作風の激的な変化が有名です。
実際に作品を見るとその変化のものすごさを体感出来ます。
作風の変化の理由として「金銭的なもの」が最近の写楽特集でよくみかけます。
正直実際の作品を見るとそうなのかもって感じます。
後期に行けば行くほど。。。。寂しくなります。
伝えたい意志がぶれてくるような感じ。紙も薄いし。

でも必死だったんだろうな思います。
肉筆画ももう1回見たかったなー。


息子は大興奮で何度も何度も会場をいったりきたり。
そして近くで見たい(見せたい)ので私も彼をだっこ。
18キロは正直重かったです。。。

あまりに疲れたので第二会場を鑑賞し終わったら休憩。そして第一会場へ。
こちらは写楽の作品は後半で前半は役者絵のスタイルが出来るまでの
歴史を振り返る感じでした。
後半は同じ版画が数枚出てきて保存状態を比較等のコーナーもあり
とても見応えがありました。ここで息子の頭の上に?マーク。


「さっきも見たのがあるよ。どっちが江戸時代のものなの?」


なーるほど。作品は1つだけじゃないの?ってことですね。そこで

版画は大量生産されたものであってどっちも本物であること。
色が違うものがあるのは浮世絵をしまっていた人と飾っていた人がいて
浮世絵がどれだけお外にいたかで絵の表情がどんどん違っていくこと


を説明してみました。
「しまっていたら見えないから出してあげていたほうがいいんじゃない?」
とのことでした。


第一会場は混んでいるコーナーがいくつかあったので
何回かに分けて鑑賞しました。
第一会場は混んでいる波を待つより数回に分けて鑑賞のほうが
きっと見やすいとお思います。

分析力が強い第一会場。
一人の絵師の生き様と向き合える第二会場。

ここまでそろえて頂くとほんまに【圧巻】です。はい。

IMG_1592_convert_20110514094640.jpg
そして本館にて浮世絵体験に参加しました。
こちら1月にも参加したのですがその時は北斎。
今回は写楽。正直ものすごく難しかった。。
私は刷り師にはなれそうにないです。。。
すごく楽しかったけど。


必見だと思います。
そして会期が短いので後になればなるほど混雑が予想されます。
ぜひお早めに足をお運びください。


6月12日(日)まで。
休館日は5月16日(月)、23日(月)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
※土・日曜日、祝日は午後6時まで開館。
※金曜日の夜間開館は行ないません。
※お買い求め済みの前売券などにつきましては、新しい会期中そのままお使いいただけます。



そういえばずっと気になっていたこと。
息子は歌舞伎や浮世絵にずっとずっと興味を持ってくれています。
正直飽きると思っていたのでちょと不思議。
初めて歌舞伎を観に行ってからもうすぐ3年になろうとしています。

親子で楽しむ歌舞伎鑑賞教室「義経千本桜 河連法眼館の場」に参加してきました。

「浮世絵のどんなとこが好きがお母さんに教えてくれる?」
と帰り道息子に聞いてみました。すると

「サッカーみたいでかっこいいから!」

???

「だって決めポーズあるでしょ。かっこいいよ!」

!!!

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(写楽じゃないけど)
なるほど。。。似てるといえば似てる。。。?

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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