2011-04-12

ギャルリー東京ユマニテ「川島 清 路傍ノート」を観てきました。

IMG_1061.jpg
ギャルリー東京ユマニテにて

「川島 清 路傍ノート」

を観てきました。


川島 清さんの作品というのはいつも考え込んでしまいます。
ここから自分は何を感じ取ればいいのかと。以前

「作品を設置場所や経緯に捕われるのではなく作品そのもので感じるべきでは」

と指摘されたことがありました。その時から自分の
「実体験や鑑賞までの経緯に影響されまくり」な自分の鑑賞スタイル
って果たしてこれでいいのだろうかとずっと気にしていました。
特に震災後はその影響がものすごく強かったです。
今目の前にある作品は震災前に完成されたはずなんだから
震災のことに何でも結びつけず
もっと作品そのものをみつめなきゃと(自分なりに)悩んでいました。
しかし自分のスタイルってそう簡単には変えられない。
なので作品を前にして思いが言葉にできない自分からつい逃げて

「なんかこういうの難しい」

でまとめてしまいそうになりました。



するといつも仲良くさせて頂いているスタッフさんに

「「むずかしい」って言うとそこで止まってしまうよね」

とヒントを頂きました。確かに。



今回のこの「路傍ノート」という作品群は
いままでの作品「水量」シリージを制作する際に
日記のように記録的なイメージで制作された作作品群なんだそうです。

つまりこの作品の中には以前の「水量」シリーズ制作の際に使われた
パーツを連想させるものが多数出てきます。
そしてそのパーツを観て以前鑑賞した作品を思い出すこともこの作品の一部という
解釈になんだかとっても気持ちがすっきりすることが出来ました。


IMG_1062.jpg
この連続性のあるリズムを産み出しているテーブルのような台が
とても頑丈な素材であることに強い印象を受けました。
時の流れは止められないことを見せつけられているような。

そしてその上に設置されたいつの日に出会ったような気がする
パーツに過去の自分を違う場所から覗き見しているような感覚に陥りました。
そして今この瞬間作品と対峙している自分も一瞬で過去に追いやられていくような感覚になり
思わず体が固くなりました。

ギャラリーを出た時も
子供のサッカースクールの付き添いをしている時もそして
こうして振り返ってブログ記事を書いている時も
いろいろなことをやりながら色々なことを考えながら
私は作品のことを思い出します。
長い長い鑑賞になりました。


大きな気づきを得ることが出来た展覧会になりました。
こういう会話のキャッチボールから得られるのが
ギャラリー鑑賞の素敵なところだと思います。
いつもありがとうございます。


★写真の撮影・掲載は主催者の許可を頂いております。
 写真はiPhoneのカメラでの撮影です。画質がいいものではございません。
 興味を感じて頂いたらぜひ実際に会場に足をお運び頂ければ幸いです。

4/26(火)まで。 
日曜日休廊です。 
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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