2011-04-04

森美術館「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」を観てきました。

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森美術館にて

「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」

を観てきました。

マルセル・デュシャンとっても好きです。
作品が好きというよりかは
彼の行動力、そして冷静な判断力、
全てを冷ややかなユーモアのセンス。
憧れるけど自分の身内にこういう人がいたらちょと大変そう。。
なんて思わせるとても魅力に溢れている人。


息子は一連のデュシャンの作品を観て頭の上にはてなマーク。
そりゃそうですよね。


「ぼくも家にあるものに名前を書いたら美術館に展示してもらえるの?」


そうだよね普通そう思うよね。
デュシャンの「泉」の経緯を
「じぶんが開く展覧会にこれ送っちゃって他の人がトイレなんて駄目!」って言って
転じてもらえなかったことを「そんなんでいいの!」って文章に書いちゃったのよ」
と超噛み砕いて説明してみたのですが


「でも、トイレでしょ」


だそうで。。

きっと大多数の人もこういう感想を持ったんのでしょうね。
なんてはてなマークを大事に抱えてみながら鑑賞スタート。


今回のテーマは「窓」。
フランスで最も権威ある現代美術コレクターの団体「ADIAF」が主催する
「マルセル・デュシャン賞」関連作品たちは
まだ余震の続く東京で少しすました感じで私たちを待っていました。


では感想を少しずつ。

全体に漂う「特別感」にずっと惑わされた気分でした。
とっても憧れだけどでも実際に話すとあまりに世界が違うなあ。。
って感じでしょうか。その感想って私がフランスに対しての印象そのもの。
デュシャン単体では感じなかった「世界が違う感」を強めに感じました。
まわりを見渡すとそういう戸惑い感に埋もれていた人多かったような気がします。
数日前のサルコジ大統領が来日を思い出している人多いのでは
なんて思ったりして。

リシャール・フォーゲ《無題》にはまんまとだまされました。
注意が必要です!(びっくりした)

息子が気に入ったのは
トーマス・ヒルシュホーン《スピノザ・カー》。
こんなの作りたい!だそうです。楽しそう。

とてもスタイリッシュで
でも少し取っ付きにくくて
ちょと遠目に観てた方がいいかなって
不思議な気持ちになりました。


あと注意事項。
※開幕時には、サーダン・アフィフの作品《どくろ》、カデル・アッティアとクロード・レヴェックの作品が展示されません。状況に応じて展示する予定ですので、展示時期に関しては直接お問い合わせください。

うむ、まだいろいろありますもんね。



東日本大震災の経験が
自分の作品を見る目を明らかに変えてしまいました。
まあ元々客観的に作品を見るタイプではなかったから
仕方が無いのかもしれませんが。

その作品が産まれた国が昨日何をしたのか
その作品を作った人が産まれた国が昨日どんなことをしていたのか
そして
その作品を見ている自分は昨日この国で何を見てきて、何を思ったか。
その気持ちが今まで以上にものすごく影響されるようになりました。
作品そのものを客観視ってちょと厳しいかもしれません。。。


しばらくは、仕方が無いかな。


森美術館はもう数えきれないほど通っています。
きっとこれからも通います。
いくつもの展覧会を見てきましたが

「自分の中での鑑賞のポイントが変わった」

という点に気づかされたということで
この展覧会は私にとって忘れられない展覧会になりました。


なんか全体的な感想になりました。
「おやこでアート」で再訪予定なのでその際はもっっとそれぞれの作品に向き合いたいです。


8月28日まで。無休です。
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genre : 学問・文化・芸術

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