2011-03-01

POLA MUSEUM ANNEX「ヴァレリオ・ベッルーティ展」を観てきました。

IMG_0426_convert_20110301124304.jpg
POLA MUSEUM ANNEXにて

「ヴァレリオ・ベッルーティ展」

を観てきました。


自分自身が子育て中ということもあり
子供を扱った作品はかなり厳しい目で観ている自分がいます。
子供に生半可な気持ちで向き合って制作された作品ではないかと
とこちらが感じられる作品には正直とても違和感を感じます。
まあ親目線から逃れられないってこともあるんですけど。


こちらの作品で私がとても印象に残ったのは「目」です。
入り口でポスターを見て
この子の目はどんな環境で描かれているんだろう?と
感じたんですね。


子供の目ってとても雄弁です。そして
こちらが一生懸命見ていないと本心をすぐ隠してしまいます。
目って大事なコミュニケーション。
子供にはいつも「相手の目を見て話しなさい」と言っています。
目を見て話す、目を見て争う。
目を見ないで行ったらそこにいないと同じだと思うんです。
喧嘩も大事なこと。叩く、罵倒するのは論外ですが。
今の子供って「コミュニケーションはいつも思い通りになるわけではない」
を学ぶ機会が減っているような気がします。
最近の「子供の自主性にまかせよう」「子供の言動を全部受け入れよう」
の風潮は私はいいとは思っていません。「親心」という仮面を被った過保護は
その状況が終わった時どうするかを考えていません。ある程度の歳になったら
いきなり世界に放り投げるってあまりに無責任ではないですか。


こちらの作品に出てくる子達の目を観ていると
「世間へ船出の恐怖感」を敏感に感じます。
小学生がモデルとのこと。集団生活を自分の力で渡り歩かなきゃいけない歳。
そうだよね怖いよね。不安だよね。

阻止同時に口角が少しだけ上がっているのもとても印象的。
おそらくモデルになった子供達の視線の先には

「目の前にいる人は恐怖感の海に自分を放り投げたりしない」

という根本的な安心感があるのでしょう。
子供達と真剣に向きあう作家さんの姿勢を感じとることが出来ました。
資料を拝見すると彼はこの展覧会を制作するために
都内のレジデンスに宿を借りたとのこと。
近所の小学校に協力を依頼してモデルとなる小学生達と
時間をかけてコミュニケーションを取ったそうです。
まさに作品を一緒に作り続けたようなものですね。

そして奧で放送されている新作アニメーション作品がとてもよかった。
もしやと確認したら音楽は坂本龍一さん。なんとオリジナル曲。
とてもおすすめです。



見ているこちらまで気持ちが暖まりました。
登園中に買い物に来たお母さんにぜひ観て頂きたい。
お迎えの際子供の目を見たら「この子と一緒い生きて行こう」と
再確認できると思います。




3月13日(日)まで。
会期中無休です。
スポンサーサイト

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

comment

管理者にだけメッセージを送る

アクセスカウンター
カウンター
プロフィール

seina

Author:seina
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
検索フォーム
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
Blogram
blogram投票ボタン
カテゴリー
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

QRコード
QR
ブログ内検索
RSSフィード
リンク