2011-02-28
RING CUBE ギャラリーゾーン「OVERSEAS 2011-世界を選んだ写真家たち-」を観てきました。

RING CUBE ギャラリーゾーンにて
「OVERSEAS 2011-世界を選んだ写真家たち-」
を観てきました。
こちら第一部は海外に住む日本人カメラマンのグループ展でした。
先日からはじまった第二部は日本に住む海外産まれのカメラマンのグループ展です。
これがとてもいい。まさにこの映画の世界。
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1つ1つの風景は自分だっていつも観ているもののはずなのに。
なんでこんなに視点を見つけられるんだろう。
なんでここまで作品として仕上げることが出来るんだろう。
観察もせず別の視点を探しもしないで
現状を「退屈だなあ」なんて言うのは
クリエイティブ力不足そのものだなあと改めて反省しました。
東京という街は常に刺激に満ちている。
自分も通っているような場所が
思いつかない角度や光で
まるで映画の1シーンのように輝いている。
自分が「退屈」と思っていた世界にこんな表情があったなんて。
気がつかない私こそが鈍感だなあ。改めて反省。
私が特に目を奪われたのはマーティン・ホルトカンプ(Martin Holtkamp )。
彼の写真たちは「観た事があるはずなのに観た事がない世界」として
雄弁な作品に仕上がっていました。
このような視点って一体どうやって見つけられるんだろう?
そんな疑問を抱きながら作品を堪能していたら
彼のこんな言葉を見つけることが出来ました。
「東京にはルールがあり、同時に多くの選択肢があります。」
私はこの東京でルールしか気づいていないのかもしれない。
もっと地球的な視点で外を見なきゃ。
会場を出た後いつも観ている風景の違った顔を探しに行きたくなるような展覧会です。
はっぴいえんどを歌いながら。ね。
ちなみに。
マーティン・ホルトカンプさん。
こんなお茶目なこともなさってた。
アズラーだとは知りませんでした。アズラーおそるべし。
3月6日まで。
火曜日休館です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術