2011-01-10
国立新美術館「未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2010 」を観てきました。

国立新美術館にて
「未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2010 」
を観てきました。
DOMANIは去年も鑑賞しています。
国立新美術館「DOMANI・明日展2009」を観てきました。
去年は「ホームページに情報が少なすぎる!」と激怒しておりますが
今回はなんとiPhoneアプリまでございます。
DOMANI・明日展2010オフィシャルアプリ
しかもこちら割引クーポンまであり。1年でここまで変わるものなのですね。
さて今回は流 麻ニ果さんの作品を見るのが第一の目的。
以前ギャルリー東京ユマニテで拝見した時「色と筆の流れ」がとても面白かったのです。
ギャルリー東京ユマニテ「流 麻二果 『湧々(わくわく)』 NAGARE Manika」を観てきました。
新美のどでかいホワイトキューブの中でその流れがどのように変化していくのか
ぜひこの目で見たかったんのです。
特にぜひこの目で見たかったのが「165人+」と「縁引」。
こちらは以前作品集で写真を見せて頂いたのですが
その時点で糸の使い方に惚れてしまっていました。
実際に拝見すると
糸のつながり具合がとても心地よい感覚で
人とのつながりってこうありたいななんて
思いながら見とれてしまいました。
ちなみにこちらの2つの作品は「サイズ可変」との記載が。
それもまた楽しいですね。
あと個人的に楽しみで仕方がなかったのが作品タイトル。
麻ニ果さんの言葉の使い方って本当に面白い。
作品とタイトルを行き来して思わず「にやり」とすることも多かったです。
斎藤佑樹的に言うと「何か持ってる」方。
これからも私たちに「誰も知らない世界」を見せて下さい。
その他に気になった作家さん。
山口紀子さんの巨大作品「Das Tor」
は質感や空気感がとてもよかった。
でもちょと意外だったのが作品の内側まで入れるのに私は内側に「裏側」感を
感じてしまったこと。
あそこまで内側に入れて頂けるのなら「裏側」ではなく「内側」を見たかった気もします。
神戸 智行さん「ハナカスミ」。
とても透明感のある空間を作られていて水の匂いや花の風を感じることが出来ました。
森林浴しているみたいな気分になりました。
ホームページを拝見すると「ボストンで研修」だったとのこと。
なんだか納得。
近藤聡乃さんの作品群もとても面白かった。
「てんとう虫のおとむらい」はDOMANIにしてはとても珍しい映像作品。
見入ってしまう作風の強さ。どちらかというと短い作品なのに
ものすごく引き込む力を感じました。
こちらYouTube Playにて
「てんとう虫のおとむらい」ダイジェストバージョンがtop25に選ばれているそうです。
納得です。
新美での展示は広さ、高さを活かして展示している作家さんが好きみたいです私。
1月23日まで。火曜日休館です。
お急ぎください。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術