2008-08-09
ハラミュージアムアーク「「觀海庵」 落成記念コレクション展?まなざしはときをこえて」を観てきました

世間は夏休み。
しかし我が家の夏休みはもう少し先の予定。
そうしたら旦那さんから
「金曜休みを取ったからどこか行こう!」と提案。
ならぜひ行ってみたかったので
ハラミュージアムアークのある伊香保グリーン牧場に出かけました。
ものすごく暑かったので
前泊して行くという手段は
正解でした。
しかも息子前日に発熱だったので
どうしようかと思ったのですが
無事熱も下がってよかったです。
原美術館そのものは
妊娠前から何度も足を運んでいる
大好きな美術館のうちのひとつです。
こちらのアークは
どんな雰囲気なのかなあと
思ったら
原美術館の良さを活かしながら
そこに大自然の生命力が加わっていて
本当に素晴らしい美術館でした。
大きなキャンベルスープは
この芝生だからこそ
面白み倍増です。

ギャラリーは4つ。
1つ1つはつながっていません。
なので重みのある作品群を
それぞれ見終わると
芝生に囲まれることが出来るので
とても心が落ち着きます。

順番は決まっていないそうなんですが
私としては觀海庵は最後に観るのをオススメします。
なぜなら
觀海庵を最後にすると觀海庵のすごさを
より体感できるからです。
具体的にはギャラリーB、Cにある扉を使って入る作品が
分かりやすいです。
ギャラリーBの束芋「真夜中の海」と
ギャラリーCの草間彌生「ミラールーム(かぼちゃ)」
こちらに「入って」「別世界を体感して」「出てくる」という作業は
アークの中の移動
そして
牧場の中を移動
と同じようにいろいろな世界を体感出来る
という体験を実感させてくれます。
その体験を踏まえて觀海庵に入ると
「古美術と現代美術の出会いの場」
という觀海庵のコンセプトを
より深く感じることが出来るのです。
特にミラールームを見た後に
狩野永徳「虎図」と
狩野探幽「龍虎図」と
草間彌生の「かぼちゃ」の融合を体感すると
古美術も現代美術の異種格闘技をリング際で
観戦しているかのような
臨場感を感じることが出来ました。
息子も吸い込まれるように
見つめていました。
この觀海庵、本当に心地よかったです。
本当に素晴らしい美術館です。
前泊した旅館もとてもよかったので
ぜひ定期的に訪れたいです。
隣接してるカフェもとっても素敵でした。
帰宅後少し発熱をぶり返してしまった息子。
しかし「今日はとらをみたよ!おもしろかったよ!」
と何度も言ってくれたので
面白かったようです。
頑張ってくれてありがとう。
再来週はいよいよ直島が待っています。
そのとき万全になるように
体調整えねば
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術