2010-12-10
豊田市美術館「石上純也―建築のあたらしい大きさ」展を観てきました。

豊田市美術館にて
「石上純也―建築のあたらしい大きさ」
展を観てきました。
資生堂ギャラリーでの展示の面白さに強く気持ちを奪われたこと、
そして今回@NAITOMiwaさんが私たち親子の珍道中におつきあいして下さる
という素敵な機会に恵まれることになったので新幹線に乗って出かけました。

道中富士山がとても奇麗でした。冬の富士山はいいですねえ。
それにしても、名古屋駅から思った以上に遠かったです。
名古屋駅では「暑い」と感じたのですが
豊田市駅に着いたら寒かった。
少し遅れ気味だったのでタクシーで美術館へ。空気の澄んだ高台にその美術館は存在していました。
今回ご一緒して下さる@NAITOMiwaさんと合流していざ展示へ。
って思ったのですが展示が展示なので
まずはロッカーに荷物、コートを預けました。
冬の美術館は案外暑い、そして今回の展示は超繊細なので
荷物にあたらないようにするためです。
冬に親子で美術館に行く時は子供の上着は外してあげたほうがいいと思います。
大人が思っている以上に暑がるので。。。
美術館そのものの存在感に圧倒されそうになりながらいざ。
展示室はとても大きいものいくつもありました。
「雲を積層する」「地平線をつくる」のスケール感にまず驚かされます。
特に「雲」は下から、途中から、上からと色々な視点で鑑賞出来たので
嬉しかったです。
(もしかして、どこかに蟻がいたのかしら。。。)
「森と建築のあいだ」は実際に存在しているもの。
実際どのように使われているかの映像と共に鑑賞します。
今の若い人は机が決まっていなくても大丈夫なのねーと
しみじみ思ったりして。
「空に住む」は同様の展示が資生堂でもありましたが
こちらはものすごくスケールが大きかった。
本来なら中を通れるはずなんだけど
でもあまりの展示数の多さに子連れでは危険と判断し
まわりを観るだけにしてしまいました。
入場制限の看板があったのも納得。
そして圧巻だったのが「雨を建てる」。
まず雨が「自立」していることに驚かされます。
そして雨の存在を必死に探している自分に驚かされます。
普段雨なんて探した事ないのにね。
ちなみに息子が一番雨を見つけていました。
今度実際に雨が降っている時一緒に雨探しをしようと思います。
全体を通しての感想は
繊細さとスケール感が自分では許容出来ない配分で共存していて
私には1回で受け止めきれなかったなあって感じです。
資生堂ギャラリーを数回みているからかもしれません。
数回にわけてじっくり体感したかったな。
例えるならギャラリーが「高級松花堂弁当」で美術館が「創作和風料理のコース」って感じでした。
それにしても「スケール感あふれる大きくて細かい展示」でありました。
自分のイメージをここまで大きな作品に仕上げた石上さんの行動力って凄いなあと
作品を目の前にすると改めて深く感じることが出来ました。
この体感は行かなくてはわからないもの。本やネットでは絶対に分からない。
自分も行動を起こしてここまで見に来て本当によかったなあと
しみじみ思いました。
息子は遠征の中本当によく頑張ってくれました。
繊細な展示を(係員さんをハラハラさせまくることなく)
一生懸命観てくれたと思います。
ただ子供ってフルコースよりお弁当のほうが好きなんですよね。
資生堂ギャラリーのほうが子供には見やすかったのかもしれません。


お庭も建物も素晴らしかったです。
今回のような寒い時期に着込んでお庭を散歩するのって大好きなんです。
こちらももっとじっくり観たかった。
@NAITOMiwaさんお忙しいところ本当にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
12月26日まで。月曜休館です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術