2010-12-07
ギャルリー東京ユマニテ「加納 光於 《鳥影?遮るものの変容》 KANO mitsuo oil on canvas / oil on paper 2009-2010」を観てきました。

ギャルリー東京ユマニテにて
「加納 光於 《鳥影?遮るものの変容》 KANO mitsuo oil on canvas / oil on paper 2009-2010」
を観てきました。
最近は登園中にギャラリー巡りをすることも多いです。
一人でいくと五感がいつもより全体に敏感になっていきます。
今回は入口に降りた時にふわっと絵の具の香りがしました。
子供が一緒だと気がつけなかったかも。
そういえば大作があると伺っていました。心躍ります。
入ってみるとまずとても力強い大作が飛び込んできます。

繰り返される鳥のモチーフ。
木の幹を連想される躍動感ある曲線。
そして歩き出しそうないちご。
最初大作と向き合った時感じたのは
「「起きたばっかり」ってこういう感じ!」
でした。
現在の私はものすごく早起きで平日は遅くても午前4時には起きます。
しかし低血圧なので目が開いた時さくっと現実に戻る感じではなく
どちらかというとものすごくゆっくり現実に起きていきます。
その時に脳みその裏っかわにひっかかって眠る時には見えているものが
起きてくるうちにだんだん見えなくなってくる。
そんな時にこんな風景を感覚的に観てるような感じがしました。

大作を構築する際の設計図の作品もありました。
こちらはこちらで違った面白さが。
夢を創造して書いているような感じ。
このようにある1つの目的を
別の視点から観れる作品ってとても面白いですね。
作品が立体的に感じられます。
2つの作品を行ったり来たりしてしまいました。

タイトルもとても面白かった。
絵を描く人が絵を描く他の人の名前をタイトルに入れるのって
私にはとても衝撃でした。
だってその絵のイメージとの戦いになってしまいませんか?
戦いに勝つ自信があるってことですよね?
凄いなあなんて色々深く考えてしまいました。
気がつくとこちらが今年最後の展覧会だそうです。
本当に早い。
「あっという間に1年終わりますねー」なんて話していたら
「展覧会始まったばかりだから終わったら困るわ」。
確かにそうです。
でも本当にあっという間に終わってしまいそう。。
気をつけなきゃ。
今回も詩の朗読会があるそうです。
La Voix des Poètes (詩人の聲)
日程:
・12/3(金)有働薫
・12/8(水)岩切正一郎
・12/10(金)井崎外枝子
・12/15(水)藤本真理子
・12/16(木)天沢退二郎
18:30 開場 19:00-開演(約1時間)
詳しくはこちらをどうぞ。→ ★
版画の技法を取り入れているから
韻を踏んだ詩とかきっとぴったりですね。
★写真の撮影・掲載は主催者の許可を頂いております。
写真はiPhoneのカメラでの撮影です。画質がいいものではございません。
興味を感じて頂いたらぜひ実際に会場に足をお運び頂ければ幸いです。
12月25日まで。
日曜祝日休廊です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術