2010-09-21
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)「プッシュピン・パラダイム シーモア・クワスト / ポール・デイヴィス / ミルトン・グレイザー / ジェームズ・マクミラン」を観てきました。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて
「プッシュピン・パラダイム シーモア・クワスト / ポール・デイヴィス / ミルトン・グレイザー / ジェームズ・マクミラン」
を観てきました。
銀座界隈ギャラリー巡りの際に欠かせないこの
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)。
月曜も開廊しているというのもとてもありがたい。
プッシュピン・スタジオ(Push Pin Studio)は20世紀において
もっとも影響力のあったデザイングループの一つなんだそうです。
いざ拝見すると私でも見たことがある!って思うポスターがいくつか。
そして初めてみるものもうならせるような作品が多数展示してありました。
例えばプッシュピンスタジオから独立したミルトン・グレイザーという人。
名前を聞いて??という人でも彼が独立後にニューヨーク州の依頼で彼がデザインした
「「I ♥ N Y」キャンペーンのロゴ」
は皆さんご存知なはず。
このようなポスター、広告って一瞬勝負だから凄いですよね。
足を止める衝撃を持ちなおかつその対象に前向きな感情をもたせるような印象を残す。
これって実は神業ですよね。
そして今っていろいろな方面から検証が多いから
純粋なオリジナリティであることを常に求められる。
「作り上げる」「発表する」「受け入れてもらう」って
本当に凄いことなんだなあっていつも思います。
そしていつもこのgggに来て(自分勝手に)不安になるのは
現在の広告においてこのように後から見ても凄さを感じさせるような広告が今あるのかなってこと。
表現媒体が多様化している昨今だから尚更大変でしょうね。
例えば私はテレビを殆ど見ませんし週刊誌もあまり買いません。
ネットや電子媒体で広告を見ることがものすごく増えました。
こういう広告を後で展示する場合ってどうなるのでしょうかねえ。
なんて先のことを今から心配することはないか。
9月28日まで。
日曜、祝日休館です
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術