2010-08-28

こどもを連れて外へ行くということ。

この記事は美術の感想じゃないので興味のない方は読み飛ばしてください。


ある記事から


日本会議の機関紙「日本の息吹」の
「子育て支援塾」という田下昌明氏(小児科医・医学博士)の連載
を拝見しました。


ここで下記のような文章を拝見し、自分の感じたことを書いてみたくなりました。
-------------------------
「お母さんはうちで一番先に起きる人」になると子供が起きる時間、朝ご飯の時間、おやつの時間、昼寝の時間、夕ご飯の時間、お風呂に入る時間などが自然に正確に決まってくるものです。
そうしてこのハンで押したような規則正しい生活を、日曜日であろうが、祝日であろうが、お客さんが来ようが、頑として崩さないことが、子供を心身ともに健康に育てるコツなのです。子供の健康を願うならこのことを守りましょう。
自分も遊びたい、子供も健康でいてほしい。これは欲ばりというものです。二兎を追うものは一兎をも得ずです。また別の見方をすれば、先に苦労するか、後で大苦労するかです。
   
特に子供が三歳にならないうちはこのことが大切です。
たとえば三歳未満の子供を連れて海水浴に行ったり、動物園へ行ったり、あるいは温泉へ泊りがけで行ったりするのは、子供にとって害にはなっても、なんのプラスにもなりません。
たしかに子供はその時は喜ぶし、楽しそうにはしゃぎまわります。しかしそれはそれでしかなく、実際には健康の上からも、躾の点でも、情操教育効果の面でも、まったく無益で、結果的にその子供が心身共に疲労するだけなのです。
   
親のほうにしてみれば、現実に子供は喜ぶし、子供にこれだけのことをしてやったという満足感を覚えます。この満足感を持つことはいいことだし、また必要なことでもあるのです。しかし子供が三歳を過ぎないうちは残念ながら無駄なことなのです。
   
「心身共に」のうち、まず心のほうについて述べましょう。そういう所へ三歳にならない子供を連れて行っても、親子の絆を特別に強めるという効果はありません。言い換えれば、そんなことに頼らなくても親子の絆はでき上がっていくということです。知能の面についても、三歳にならないうちは言葉と時間をしっかりとは覚えていないので、海水浴や動物園や温泉に行ったことが記憶として残って、その後の知能の発達の役に立つということはほとんど期待できません。
次に心身の「身」のほうですが、これはふだんの生活と違うことをしたことによって、そのこの子の日常生活のリズム(体内時計のリズム)が崩れ、極度に疲労するのです。その結果、ふだんなら寄せつけない病原体でも身体の中に入ることを許してしまう、つまり病気になる可能性が高くなります。
   
三歳未満の子供にとっては海水浴や動物園や温泉に連れて行ってもらうよりは、お父さん、お母さんと一日中、いつもやっている積み木だの絵本だので遊んでもらうことのほうが、ずっとありがたいのです。
子供を連れて遠くへ行ったり泊ったりするのは、子供が三歳を過ぎてからにしましょう。
海の水が塩からいのも、虎とライオンが違うのも、三歳を過ぎてから教えて十分間に合うし、そのほうが効果があるのです。
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0歳?2歳までの遠出。確かに大変です。
海外とか行ったりするのも確かに大変だと思います。

でもね


「3歳まで動物園とか行っても意味ない」


って言い切るのは私は違うと思います。
あくまでも自分の経験から言っているわけですが。

赤ちゃんを自分の行きたい場所に連れまわすのは確かによくないと思います。
それは生活リズムのを乱すことにもなりますしね。


でも動物園や博物館に行くことが100害あって一利なしってことは私はないと思います。
確かに極度に疲労する、病気になりやすいってことはあるかもしれません。
これは親がプランを考えれば疲れにくいプランを立案することが出来るはずです。

そして心についてですが確かにその時の体験を覚えていないかもしれない。
でも沢山撮った写真や動画を見て後から思い出すかもしれないですよね。
たとえ思い出さなかったとしても
親から話を聞いたり写真や映像で動き回る自分をみて
「またここに行ってみたい」と思うと思うんですよね。

これほどガジェット文化が発達している現在に
現在進行形で育ってきてる今の乳幼児達こそ
実際に体験する意欲を欲するきっかけを与えるのが
親の使命なのではないかと思うのですよね。

家で本を読んだり積み木をすることももちろん大事です。
そこで親子の絆が出来てくるというのももちろん分かる。
でもねだからと言って

「どうせ覚えていないし子供が疲れるばっかりだから出かけても意味なし」

と親が言うのはあまりにも寂しいと思うのです。

幸いうちの息子は出世時に持病はありましたが
担当医の先生方や保育園、幼稚園の先生やお友達のおかげで
現在は元気にいろんな場所を飛び回っています。

美術館めぐりは9ヶ月から始めていますが
印象深い作品は2歳台に観た作品でもちゃんと覚えてますよ。
それに覚えていなくても「○歳の時見たのよ」と私が話せば

「その時の僕はどんな子だったの???」

と目を輝かせて聞いてきます。

休憩室等で話して聞かせた後再度作品をみると
目を輝かせて作品を嬉しそうに見ています。


お子さんの体調と相談しながら
ぜひ赤ちゃん連れで沢山体験をして頂きたいと思います。
(もちろん体調を崩すかなって思ったらすぐ帰りましょー)


もちろんお子さんが大声を出して失敗することもあるでしょう。
私達も沢山ありました。でもそれも体験。
赤ちゃんが落ち着かない状態になってしまったら
まず落ち着かせることを最優先としてその場を去りましょう。
他の人に激しく注意されたりする前に早急に帰る。
今の世の中子供の騒ぐ声はうるさいって思う人が大半ですから。

でもそうなっても行かなきゃよかったなんて絶対に思わないで下さいね。
お子さんがもう少し大きくなった時
その場所に出かけたことをお子さんに話してみて下さい。

「○○はあの博物館で泣いちゃったのよ」

とか。

そのお母さんのお話によって
その場所はお子さんの特別な場所になります。
そうしたら今度はお子さんから

「また行ってみたい」

言ってくれると思うのです。
そうやって沢山の思い出の場所を深めていくことこそ
特別な親子の絆になると思うのです。


お子さんの体調と相談しながら
動物園でも博物館でも美術館でも旅行でも
どんどん行ってほしいです。

美術鑑賞に関してのみですが
このブログがそんなお母さんお父さんに少しでもお役にたてたら幸いです。
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No title

はじめまして。
私は子供はおりません。
そして、美術館や映画館で静かに観賞したい時に子供の泣き声などが聞こえると、やっぱりいい気持ちはしません。
でも、保護者の方が周りに配慮していただけているのをみると悪い気はしません。
マナーを守って下さらない方に対して不快に思うのであって(走り回っているのに放置していたりトカ明らかにその場にふさわしくない行動)、子供をそういう場所に連れていくことが悪いとは思えません。
私も小さいころから両親に美術館やお寺にたくさん連れて行ってもらいました。
そのことを今はとても感謝しています。
幼いうちからいろんな場所を経験することはとても大切だと思います。

はじめまして。

ランキングからやってきました。
私には8ヶ月の息子がいます。

私自身アート鑑賞やワークショップなどが好きで、息子にはいろいろなものを見せてあげたいと思っています。
ベビーカーを押して、あっちこっち行っています。
(美術館デビューはまだですが・・)

冒頭の小児科の先生の文章を読んで、反感を覚えました。
私には医学や育児の専門知識はないですが、seinaさんのおっしゃる通り、「覚えてないし疲れるだけだから無駄だ」なんてことは決してないと思います。

音楽も美術も、鑑賞するときに(特に息子と一緒のときは)私自身が背伸びしないようにしています。
「これは高尚なものだから」と自分が興味のないものを息子に押しつけても、何も伝わらない、逆に、私自信が楽しんでいると、息子の笑顔もやっぱり違うなぁと感じます。

子供とのアート鑑賞を実践されている方のブログを拝見できてよかったです。
また読みにきますね。^^
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