2010-08-07

青山スパイラルガーデン「BASARA」展を観てきました。

basara0806
青山スパイラルガーデンにて
「BASARA」展を観てきました。


現代美術家・天明屋尚氏は私の中ではまだ作品体験が少なかったのですが
twitterで美術好きの方が何人も出向いているのをみて
こりゃ見ておくかと思いお迎え前にひとりで出かけました。

アニメーションやおもちゃ等の世界では
引き算を上手に活用して
無駄のないデザインを作り上げる日本人。
今回はその「間逆」はなんだろうという疑問が解決できたらいいなと
思いながら会場に入ると

シンプルとは違う「さまざまな逆」で会場は熱気で溢れていました。

兜と蒔絵で彩られたバイク、
浮世絵と現代アート、
刺青とドレス、
土器と現代の焼き物など

それぞれの自己表現がぶつかりあうとても刺激的な場になっていました。


私がまず見入ってしまったのが池田学さんの「興亡史」。
拝見済みなんですがそれでも凝視せずにはいられない。
引き込み度がものすごいです。
細部まで世界感を敷き詰める。これもBASARAなのかしら。
ところで池田学さんの作品が展示会最初のほうにあるのは天明屋尚氏の狙いだったのでしょうか。
池田さんの作品を凝視して数々の発見の快感を最初に覚えてしまうと
他の作品でもいつもより余計に凝視してしまうのは私だけ?


成田久さんの「衣殖」は展示方法がとてもよかったです。
奥の吹き抜けのところから吊り下げているのですがまわりの階段を歩く人の空気の動きに反応するのか
時々とても人間らしい動きをします。
動く度にドキッとしました。


自分の中でとにかく大ヒットだったのが
江戸時代の印籠と同列に展示されたデコられた携帯電話やiPhone。
この展示スタイルにはものすごくびびび!ときました。
日本人が携帯とかを飾りたくなるルーツってのはここにあるのか!って
思わず膝を打ちそうになりました。

以前シンガポールに行った時
インド人街の電気屋さんでiPhoneケースを探したことがありました。
その時「ケース?ケースが好きなのは日本人でしょ?」と
笑い飛ばされたことがありました。
その時は「なんでよ!」って内心むっとしたのですが
この展示を見て日本人の根底に宿る自分の大事なものを飾りたい気持ちっていうのは
昔も今も同じなのだな!と納得することが出来ました。

歌舞伎の語源となった「歌舞く」は相手に対してというよりかは
自分に対して華美で個性的な振る舞いをするという語源もあるそうです。
大事な自分の持ちものを自分で華美に個性的にデコレーションする。
この文化は今も立派に引き継がれているのですね。

印籠と携帯は比較ではなく文化の継承の証明をみせつけたい!という思いから
同じショーケースに展示してるのではと私は解釈したので
とても面白かったです。自分のiPhoneをデコりたくなりました。


伊島薫さんの小池栄子さんの「最後に見た風景」もよかった。
設定がBASARAなのか、登場するディティールがBASARAなのか、それとも小池栄子がBASARAなのか。
天明屋尚氏の意見をぜひ伺いたいと思いました。


とっても重量感があって
引き込まれるような展示でした。
どうして無料だったんだろう。。。。


展示は既に終了しています。
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