2010-07-21
国立劇場大劇場 「歌舞伎鑑賞教室「身替座禅」」を観てきました。

国立劇場大劇場にて
「歌舞伎鑑賞教室「身替座禅」」を観てきました。
親子歌舞伎教室の特徴は
「親子だとどこでも2枚で3000円」ということです。
今回は前月国立劇場のチケットセンターで
席表を見ながら購入出来ました。
よって花道ですよ花道!初花道ですよ。正直親子で大興奮。
息子は初めて見る花道の広さと長さにまず驚き。
そして何度も「長い!大きい!」と感心していました。
そうなんですよね。実際見ると本当に大きい。
まずは歌舞伎鑑賞教室。
こちらももう何度も見ているので
今回はどんなスタイルで紹介してくれるのか
ワクワクしました。
壱太郎くん、隼人くんはとっても若いというか可愛らしい2人が
人気映画を彷彿とさせるオープニングで
登場するシーンにはとっても楽しませてもらいました。
その他にも化粧シーンを録画で見せるくだりとか
若い2人の負担を分散させる工夫もあって
とても考えられた筋書きになるほどと感心しまくりでした。
そして演目。
山蔭右京というお殿様が
妻玉の井に内緒で愛人・花子(はなご)に会いに行くけれど
思いっきりバレてしまい怒られまくる。。
といういつの時代にもありましたかねえという設定。
登場人物の苦悩が現代にも通じるものがあるので
私はとても興味深く楽しめました。
でもちょと4歳には難しかったかな。
どうして右京が怒られるのか
なぜ夫が可愛い子に会いに行くと妻は怒るのかってことが
いまいちぴんときていなかった模様。
確かに幼稚園では「みんな仲良く」ですからねえ。
どうやったらうまく説明できるのか試行錯誤中です。
ちなみに
玉の井の怒り方がとにかくおかしかったようで
ずっとその真似をしていました。
怒ってるけど可愛いんですよね。
私は妻の立場で見ちゃうからかなあ。
今回の「身代座禅」は能が原作ということもあり
花道大活躍!という演目ではありませんでした。
でも右京が千鳥足で花道から登場するシーンは
親子で全身で体感することが出来ました。
役者さんが通る際の着物のすれる音とか
通った後のおしろいの残り香とか
その場でしかわからないものが体感できることに感激しました。
来年も花道脇を狙います。
あとこの演目。とーーーっても面白いのですが
親子歌舞伎鑑賞教室の場合はちょと不向きではないかと感じてしまいました。
松葉目ものは舞台変化が乏しいのでちょと子供にはきつい。
あと演目自体の長さも子供にはちょと長い。
ちょい長めで舞台変化が少ないと退屈してしまう子もちらほら。。。
親子鑑賞教室の場合は荒事+舞踊みたいな組み合わせのほうが
きっとみんな楽しく鑑賞できるのではと感じました。
息子も騒ぐことなく合計2時間じっくりと鑑賞。
最後のほうが少し眠かったようですが。。。
お隣のおばあちゃまにも褒めて頂きました。
私達2人でとても楽しめました。

最後にとっても考えさせれらたこと。
今回の鑑賞では正直うちの子より小さいお子さんも多くいらっしゃってました。
正直演目中もかなり騒がしい状況でした。
演目中にあまりにお子さんの声が騒がしい場所では係の人が外に誘導を促したりしていました。
しかし「静かにさせますから!」と応じない親子さんを見かけるたりして悲しくなりました。
「親子歌舞伎教室」という期間ではありますが
親子でなくてもかなり安価で歌舞伎を楽しめるのがこの鑑賞教室です。
正直外国の方やご老人等親子でないお客様も数多くいらっしゃいます。
伝統芸能等の本物を子供に体感させることは大歓迎です。
ぜひみんなで続けていきたいと思います。
同時に全ての方が気持ちよく劇場を後に出来るようにするために
静かにすべき場所で子供が騒いだら一旦外に出て落ち着かせるのはどうでしょう。
うちも2歳半の最初の「義経千本桜」を鑑賞した際は
演目の途中で「怖い」と言い出したので途中で外に出ました。
しかし外で気持ちを落ち着けてあとスタッフさんの励ましもあって
最後10分前に席に戻りクライマックスは静かに興味深く鑑賞することが出来ました。
あの時最後気持ちよく出れたから
今も親子で歌舞伎を鑑賞出来ていると自分では思っています。
私自身正直失敗したことも沢山あります。
お叱りを頂戴したことも何度もあります。
私自身は静かにすべき場所に子供を連れてくという
イレギュラーなことを行うわけですから
もし子供が煩くなったら一旦外に出て落ち着かせる、正直見れなくても仕方がない
ぐらいの覚悟で出向いています。
以前は途中退場、数知れずです。。。最近はあまりありませんが。
何かお叱りを受けるような事態になった時は
お叱りを受けるべきなのは騒がしくした子供ではなく
連れてきた親である私です。
一人の観客であるということに自覚をもって
親子で劇場や美術館に足を運んでいきたいと改めて思いました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
正直演目中もかなり騒がしい状況でした。
演目中にあまりにお子さんの声が騒がしい場所では係の人が外に誘導を促したりしていました。
しかし「静かにさせますから!」と応じない親子さんを見かけるたりして悲しくなりました。
「親子歌舞伎教室」という期間ではありますが
親子でなくてもかなり安価で歌舞伎を楽しめるのがこの鑑賞教室です。
正直外国の方やご老人等親子でないお客様も数多くいらっしゃいます。
伝統芸能等の本物を子供に体感させることは大歓迎です。
ぜひみんなで続けていきたいと思います。
同時に全ての方が気持ちよく劇場を後に出来るようにするために
静かにすべき場所で子供が騒いだら一旦外に出て落ち着かせるのはどうでしょう。
うちも2歳半の最初の「義経千本桜」を鑑賞した際は
演目の途中で「怖い」と言い出したので途中で外に出ました。
しかし外で気持ちを落ち着けてあとスタッフさんの励ましもあって
最後10分前に席に戻りクライマックスは静かに興味深く鑑賞することが出来ました。
あの時最後気持ちよく出れたから
今も親子で歌舞伎を鑑賞出来ていると自分では思っています。
私自身正直失敗したことも沢山あります。
お叱りを頂戴したことも何度もあります。
私自身は静かにすべき場所に子供を連れてくという
イレギュラーなことを行うわけですから
もし子供が煩くなったら一旦外に出て落ち着かせる、正直見れなくても仕方がない
ぐらいの覚悟で出向いています。
以前は途中退場、数知れずです。。。最近はあまりありませんが。
何かお叱りを受けるような事態になった時は
お叱りを受けるべきなのは騒がしくした子供ではなく
連れてきた親である私です。
一人の観客であるということに自覚をもって
親子で劇場や美術館に足を運んでいきたいと改めて思いました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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