2010-07-05
ICC「オープン・スペース 2010」を観てきました。

ICCにて
「オープン・スペース 2010」を観てきました。
今回のICCでとにかく一押しされていたのが
クワクボリョウタさんの《10番目の感傷(点・線・面)》。
こちらはLED電球をつけた鉄道模型が暗闇の中
身の回りにあるものの間を走り抜けるという展示です。
光の向き、スピードによって
身の回りにあるものが
色々な形の影になって鑑賞者に降り注いでくるという作品です。
えんぴつやごみばこや積み木や籠など
とても身近なものばかりなのに
独特の世界が展開されていきます。
途中からどうしても我慢できなくなって床に座って鑑賞。
この作品絶対に低い視線で鑑賞したほうが臨場感を味わえます。
息子に「おかーさんが座った!」と言われてしまいましたが
「いーの!このほうが絶対たのしいよ!」と力説し
息子も座らせて鑑賞。
視線を低くすると
影の流れの臨場感が三倍増しになる感じがします。
絶対にオススメです。
息子もこれは!と食いつきまくり。
「夜のぷられーる」と名前をつけて
何度も何度も見にいきました。
見にいった際に座る場所、座る高さによって
その度に発見があって何度観ても飽きることがありません。
これは何度も何度も体感しに行かなきゃです。
暗転が苦手なお子さんも多いと思うのですが
そういうお子さんには設置されているもの等を
大人が事前に説明したりして
恐怖感を取り除いてあげてる工夫をしたりして
何とかぜひ体感してほしい。
絶対に感動すると思います。
こちらなんで無料なんでしょうね。
これほど充実してるのに無料ってなんかもったいないって
思えるくらいに素晴らしいです。
ICCの素晴らしいところは
スタッフさんがちゃんと子供を展示と向き合えるように
ナビゲートしてくださること。
このちょっとしたナビゲートが実はものすごく大切。
ICCにて暴走してる子供が少ないのもなんか分かります。
家族で夏休みの訪問先にものすごくオススメです。
次のオペラシティギャラリーの展示を見にいく時もぜひ伺おうと思います。
2011年2月27日(日)まで。
休館日:原則月曜日。年末年始の展示などはHPで確認をお願いします。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術