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2010-06-24

東京都写真美術館「侍と私?ポートレイトが語る初期写真?」を観てきました。

syabi062402
東京都写真美術館にて
「侍と私?ポートレイトが語る初期写真?」を観てきました。


古い写真が好きです。
写真を撮るほうも撮られるほうも真剣勝負なところが
特に好きです。

今回はポートレートを中心に
昔の写真を地域を限定せずに振り返るという展覧会。
「日本と西欧のポートレイトによって導かれる初期写真の豊かな世界」と
HPに書いてありますがまさにその通り。
とっても豊かな世界が広がっています。


私が特に心奪われたのが亡くなってしまった赤ちゃんの写真。
写真に特に表記はないのですが当時の写真技術では
動きまわる赤ちゃんを写真に撮るのはほぼ不可能。
なので結果的にこの写真は「亡くなった赤ちゃんを撮影した写真」ということなんだそうです。
当時「写真を撮る」という行為は
撮るほうも撮られるほうも一大決心の大イベントだったはず。
そこで自分の亡くなった赤ちゃんを撮影するという行為は
撮影を依頼する側、そして撮影を行った技術者はどんな気持ちだったんだろうと
思うと涙が出てきてしまいました。


息子が見入っていたのが《九代目市川団十郎》の写真。
演目が「暫」という自分達が実際に歌舞伎座で観た演目だったので
ずっとじっと見ていました。
私達が見たのが現代の海老蔵さんの「暫」でした。
海老蔵さんはどんなポートレートだったのかな。


デジカメばかりの現在、このような古いカメラで
撮影された作品をみてると
写真という行為の根源を思い出せるような感じがします。
デジカメしか知らない息子と私は明らかに感覚が違うんだろうなあ。
今年の夏はぜひフィルムカメラにチャレンジしてみたいです。




7月25日(日) まで。
月曜休館。
夏休み営業に関してはHPで確認をお願いします。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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Re: はじめまして

コメントありがとうございます。
単なる美術好き、お出かけ好き、子供好きなおかあちゃんの
個人的な感想ブログです。
表現や写真に配慮が欠けたりしてお叱りを受けることも多いですが
配慮しながら親子の鑑賞日記をとして続けていけたらと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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