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2010-01-17

国立新美術館「DOMANI・明日展2009」を観てきました。 

domani0117


早く見に行かないと終わってしまう!!!
ということで




国立新美術館にて「DOMANI・明日展2009」を観てきました。




Takさんはろるどさん
オススメ記事をUPされていたので
ずっと気になっていたこの展示。
開催終了日も近づいていたので
急いでやってきました。


外気が寒く中は暑いこの季節。
上着や荷物をロッカーに預けて
息子には「だっこをしなくても見える大きな作品ばかりらしいよ」
と予備知識を入れておいていざ入場です。
本当は黙って連れて行って驚かせたいところですが
美術館は大きな声を出さないほうがいいものです。


国立新美術館といえば「高い天井」が特徴です。
今回はこの天井というか空間を活かした作品がとても多かったです。
そして作品を観た後に「派遣国」を見ると納得させられることが多かったのも
面白かったです。
派遣国はどうやって決めるのでしょうかねえ。
作品を観て決めるのかな。それとも派遣された国に影響されていくものなのでしょうか。


息子は大きな作品1つ1つを楽しんで鑑賞。
気に入ったのは
藤原彩人(彫刻)
吉田暁子(現代美術)
安田佐智種(写真)
だそうです。

大きなハコを最大限に生かしてる作品が多いです。
逆に言うと今はここまで大きく考えないと
いけない状況があるのでしょうか。
もしそうだとしたら哀しいな。
小さいものは小さいものとしての良さがあるのだから。


ちなみに国立新美術館には展示室内にトイレや休憩室があります。
飲食は出来ませんが子供を休憩させるにはなかなかの場所。
窓から見える景色も綺麗です。


最後から二番目のブースにて
巨大な壁画(彫刻)を発見。
でっかいなあと二人で眺めていたら
なんと作家さんである藤原彩人さんがそのブースにいらっしゃいました!

息子に「あの人が作ったんだよ」と囁くと
「どうしておんなのこばっかりなのか聞いてみたい!」とのこと。
でもその時は談笑されていたので少し時間をおいて
ご挨拶をした後息子に質問をさせてみました。

息「どうしておんなのこばっかりなの?」
藤「うーん男の子もいるんだよ」
息「そうなの!?」
藤「正面は男の子なんだよ。でも確かに女の子が多いね。
  女の子はおしゃべりが好きなんだよ。
  そして男の子は迷ってばっかりなんだよ」
息「・・・迷ってばっかりねえ。。。」


「男は迷ってばっかり」

が妙に気になるフレーズだったようで
寝るまで時々呟いておりました。


「作品を観ながらその作家さんと話をする」という体験は
その場でしか味わえない臨場感を感じることが出来る素敵な時間。
息子も「作った人と観た!」作品というのはとても印象に残ってるそうです。
本当はもっと作品のこととか聞いてみたいし
制作の方法とか聞きたかったんですけどね。


でも実際の作品の大きさと神々しさと
「女はおしゃべりが好きでそして男は迷ってばかり」
というフレーズが妙に気に入ったので今回は満足です。


実際観に行くと1つ1つの作家さんのエネルギーをとても感じることが出来るこの展示。
本日は日曜の午後でしたがお客様は少なかったです。
国立新美術館さんにもっと積極的な広報活動をしてほしいものです。






最後に雑感。

次回から始まる「アーティスト・ファイル」との違いが
どーもよく分かりません。
文化庁と国立新美術館という選択先の違いというのは
分かるのですが2つの展示はとても似た雰囲気を感じます。
こういう似た展示を2回続けて行うのってなんか美術館の
個性がぶれるような気がします。

そしていつも感じることなのですが
そして今日も改めて感じたのですが
どうして国立新美術館の広報ってこんなにも不親切なのでしょうか。
帰宅後気に入った作家さんを確認したいとHPを観ても
参加してる作家さんの概要もなしってのは
開催側としてどうなのかしらと感じてしまうのですが。。。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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