2010-01-05
東京国立博物館「国宝 土偶展」を観てきました。

今年はなぜか新春から激しい腹痛に襲われまして
お正月は体内大掃除状態でした。。
しかし休んで横になるという訳にもいかないので
今回はただひたすら胃腸薬を飲みながら
水分を取りながらトイレに駆け込みながら
おせちを振る舞ったり初詣に行ったりしました。
そんな状態だったので当然息子にも伝染。
三が日以降も二人で本調子が出ませんでした。
なのでなかなか鑑賞に行けなかったのですが
本日やっとほぼ完治ということで
やはり王道からということで
東京国立博物館にて「国宝 土偶展」を観てきました。
最近の東博のイメージから
激混み必死という感じでしたが
今日はさすがに程よい混み具合でした。
息子には今日は「「土偶」を見るんだよ」と説明。
当然「土偶ってなあに?」との返事。そこで
「昔の人が神様の代わりに作った土で作ったお人形だよ」
微熱上がりってこともあり
電車で愚図り途中下車したり喧嘩したり
号泣しながらなんとか到着。
3歳児、なかなか難しいです。
でも東博の姿が見えてきたら自分からダッシュ!
ここに来たら楽しいこと、美味しいこと沢山あるって
よーく知ってるもんね!
今回の土偶展は
平成館ではなく本館の特別5室で行われます。
ここのお部屋ってとても今回の展示にあっていますね。
今までは石仏関係が多かった場所です。
天井の高さとライトアップが土偶達をより一層美しく見せます。
正直最初見るまでは
無理に盛り上げてるのかしらなんて
斜めな予想をしていたのですが
1つ1つの土偶のデザインがものすごく楽しくて
気がついたら必死で見ていました。
息子もガン見。
「みんなそれぞれお顔が違うようにそばにいてほしい神様も違うんだねー」
ええこと言うのう。
ちなみに「しゃがむ土偶」「合掌土偶」は
「おやますわりー」
なんだそうです。
息子の通う体操教室ではいわゆる「体育座り」のことを
「おやますわり」といいます。
私自身は
1つ1つの土偶に「リズム」があることにとても驚きました。
きっと素敵なビートを刻みながら土とかこねてたんでしょうね。
そしてそのビートから生み出される無駄のないデザイン。
現代のメディアアートに通じるものを感じます。
明和電機の土佐社長が
「叩くか叩かないで奏でる打楽器と
ゼロかイチのデジタル音楽は実はとても近いものなんです」
とテレビで知花くららさんに話していましたが
こういうことか!っと実感出来ました。
今回のテーマは子供にとても分かりやすいと思います。
子供ツアーが小学生しかないのがとても残念。
幼稚園児対象とかあってもいいのになー。
みんなで粘土こねるの。楽しいと思うんだけどなー。
お土産屋さんも楽しかったです。
でもね、でもねシカン展の時も思ったのですが
こういう土ものの展覧会の後は
土に戯れたいと思うわけですよ。
はにわ作りセット
高い?じゃあこれでどうだ!
やけるんだセット(野焼き燃焼材付き陶芸キット)
うちは結局クッキーのみ購入。
その後は法隆寺宝物館1階 ホテルオークラ ガーデンテラスにて
ハッシュドビーフを。

上野界隈のレストランでは
ハッシュドビーフかハヤシライスはみんな美味しいです。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
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