2009-12-01

森美術館「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る?ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト?」を観てきました。

mori120101


今日の午後は森美術館にて
「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る?ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト?」を観てきました。
今回も「おやこでアート」に申し込んだのだけど
なぜか受付完了のお返事が来ません。
iPhoneだったから受付出来てないのかしら。
それとも「もう自分達で何回も来ちゃいなYO!」ってことなのか。


まあいいやということで
出かけることにしました。


事前の印象としては
医学と芸術というのは
「意外だけど実は切っても切れない関係」だと思いますが
こうやってメインテーマにしてるのは勇気があるなあ
という感じでした。



構成はこんな感じ。

第一部 身体の発見
第二部 病と死との戦い
第三部 永遠の生と愛に向かって

第三部構成ですが
バラエティに飛びまくっているので
とても見応えがあります。
ものすごく奥深く感じました。



まずとにかくがん見したのは
エリザベス女王所蔵のロイヤル・コレクション所蔵のレオナルドの素描。
こちら実物は小さいものなのですが
大きな解説が沢山あるので
いかにすごいものか伝わってきます。
実は私ダ・ヴィンチと誕生日が一緒なので
親近感を尊敬を込めながらじっくり拝見させて頂きました。

古いモノ、最新のモノ、西洋のモノ、東洋のモノが
「品良く」ごちゃちゃに置いてあります。
絵画だけでなく文献やポスターも多数です。


個人的はやなぎみわさんの作品は二部じゃなくて三部のほうが
よかったのではなんて思いました。


興味深かったのは
西洋からみた医学と東洋から観た医学の違い。
描き方等の違いはとても面白かったです。
浮世絵で慣れていてるせいか
スプラッタ的な場面でも全く動じない息子。
母のほうがドキドキです。



解剖図の部分は思った程ドキドキはしませんでした。
円山応挙「波上白骨座禅図」のほうがドキドキします。
日本人だからなのかしら。




今回とにかく私が心奪われたのは
ウォルター・シェルツの「Life Before Death

こちらは一見ポートレイトかと思うのですが
末期患者の方の写真とその方が亡くなられた時の写真が
並べて展示されています。
死を待つ生きてる人の顔。
そこにはチューブなど他の人間が生かせようとする努力が
付き添っています。
その努力を心強く思っているのか余計なお世話と思っているのか
本心はどんなに観ても分かりません。
そこには「いま、生きてる」という意思表示のみが明確に出ています。

隣の亡くなった後の写真は安堵を感じさせる穏やかな空気が流れています。
しかし隣の明確な意志を持った生前の写真が彼の背景を物語り
そして彼らの死も「これから新たな始まり」というような物語を感じさせるのです。

そして私が観ていて泣きそうになってしまったのは
赤ちゃんの写真。
赤ちゃんは生前は鼻にチューブをつけています。
亡くなった後は綺麗なベビードレスを着ています。
死後お母様が用意したのかな。本当はこれ着て笑ってほしかったよねなんて
思ったらもう涙が出てきてしまいました。。


とにかく突き刺さったのはこちらでした。
介護とか子供の看病とか経験した人は
印象に残るのではないでしょうか。



最後の最後でに松井冬子とフランシス・ベーコンっていうのは
狙いなんでしょうか。
最後の最後にお酒たっぷりのケーキが2種類来た感じです。





うちの息子は闘病生活時代がありまして
現在も大学病院に通院しています。
なので彼にとっては医療というものは
ものすごく身近な存在です。
点滴やレントゲン等も少し前までは
息子にとってはそれ程特別なことではありませんでした。


そういうバックグラウンドがあるので
今回の展示も特に怖がることもなく
興味深く観ていました。
車いすやレントゲンの機械は
「僕の知ってるものと違うよー」とか言っていました。
HONDAの開発した歩行器具を「なんかかっこわるいね」と言った私に
「だめだよ!あるけない人には大事なものなんだから!」
を注意する余裕もありました。

明日大学病院の診察なので
この展覧会のちらしをあげるそうです。




体力使う展覧会です。(うまく言えないのですが)気配を感じる展覧会でした。
ここで大事なものを落として「閉館後取りに来て下さい」とか言われたら
絶対諦めます。そんな感じです。

でも再訪するかも。



最後映像を見ながらぐったりしてると聞こえてくる
「不平の合唱団」が妙に微笑ましかったです。。。





さてさて。街はすっかりクリスマス。

mori120103

東京シティビューのクリスマスもとても綺麗です。
こちらでは素敵なケーキも食べられます。

mori120104
まだかなまだかな。
mori120105

きた♪美味しかったです。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

comment

管理者にだけメッセージを送る

No title

親子で美術体験の様子、とてもすてきなブログですね。いっぱい、いっぱいアートに触れることで、息子さんの元気が高まって、ますますかわいらしい笑顔を見せてくれること楽しみにしています。
「Life before death」には、私も衝撃を受けました。でも言葉ではまだうまく言うことができなかったのですが、seinaさんのコメントはストンと響いてきました。またブログ拝見にうかがいます。twitterでもよろしくお願いします。

No title

こんばんは。

素人母の感想のブログなので
お恥ずかしい限りです。
こちらこそどうぞよろしく御願いします。

Life before death」には数々の物語があると思うのです。
撮影許可の打ち合わせの時、生前の撮影の時、そして死後の撮影の時。
ご本人、同席した家族、そして撮影者の思いが明確なメッセージに
なっているから衝撃がダイレクトに来た気がしました。
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