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2018-11-26

Mizuma Gallery 「Radiance by Albert Yonathan Setyawan and Miyanaga Aiko 」を観てきました。



Mizuma Gallery にて

「Radiance by Albert Yonathan Setyawan and Miyanaga Aiko 」

を観てきました。


行動する時は行動しないと後悔するから。
そう思った時は行動するべき時です。



所用でシンガポールに急遽行くことになったのでどうしても見たかった展覧会。
「Radiance by Albert Yonathan Setyawan and Miyanaga Aiko」を観てきました。



なぜ見たかったのか。まずですね。アルベルトさんの作品大好きなんですよね。
市ヶ谷で拝見して、

2014-03-21
ミヅマアートギャラリー「アルベルト・ヨナサン展「Enshrined」」を観てきました。

シンガポール時代に何度も拝見して、そして銀座で無理を言って早めに拝見させてもらったりして。

2017-10-12
POLA Museum Annex「TERRENE | Solo Exhibition by Albert Yonathan Setyawan」を観てきました。


そしてアルベルトさんのお人柄も大好きなんですよね。
サンシャワー展で見事なウォール作品にうっとりしながらも
「ねえなんかみんなこの東南アジアのアーティストたちの歴史とか想いとかちゃんと感じられるのかな」
と勝手に思い深まり混乱する私に「そんな風にアーティストと作品を想ってくれることが嬉しいですよ」
と優しい言葉をかけてくださるようなアーティストさん。

2017-07-08
森美術館&国立新美術館「サンシャワー 東南アジアの現代美術展」を観てきました。


宮永愛子さんは市ヶ谷、BankArt,などでまた深く深く感覚を刺激して下さるアーティストさん。

2011-05-21
ミヅマアートギャラリー市ヶ谷「宮永愛子展「景色のはじまり-金木犀-」」を観てきました。


特に2011年5月に拝見した金木犀の作品は震災後ということもあって
生きていくとは、消えていくとはどういうことなのかを
深く考えさせられました。

ナフタリンを使った美しい作品は
この世に存在すること、そして消えていくと消えてしまうとは
生き物の根本を考えさせるようなとても哲学的な作家さんです。


そんなお二人の展覧会。どんな風に行われるのかとても気になっていたのです。
結果的に足を運べたのは運命だったと思います。






ウォールの美しさと(森美の時は地震対策とかも大変だったって言ってたよなあ)
とか思い出しながら







宮永さんの消えゆくナフタリンの作品を拝見しながら
もう戻ってこないシンガポール生活について
想いを馳せてるとスタッフさんが新作について説明してくれました。






ヨナタンさんのこの作品。
これは宮永さんの本の鍵の作品(2014年の作品、私、市ヶ谷やシンガポールで見ています)

2016-04-18
MIZUMA GALLERY「CONSTITUENT CONCRETENESS」を観てきました。        


からインスピレーションを受けて本を彫刻として表現しました。

ここに宮永さんは消えゆく鍵を入れたのですが
ヨナタンさんはここに草の種子を植えたそうなんです。



私、最初これはイミテーションなんだろうなと想っていたので
本物と聞いて思わず涙腺崩壊。

宮永さんの作品の特徴であるナフタリンは長い時間をかけて消えていきます。
この長い時間をかけての消滅は
まるで人の生きていく様のような
人はどのように人に思われて消えていくかなどを
深く深く考えさせてくれます。

でも、でもそれって
「生まれる」という行為があってこそなんですよね。

私自身が自分の体験、感情、その時の匂いなどと
アーティストさんの作品を勝手に結びつけてしまう癖があって
私の中では宮永愛子作品というのは「なくなる」という
キーワードと深く結びついていました。


そして今回。ヨナタンさんが
「なくなる」は「生まれるからはじまる」を表現してくださって
なんか大げさな言い方ですが
生きる意味を再確認した!というくらい感情が揺さぶられました。

だってすごくないですが。
生まれるとなくなるがこんな風に表現されるなんて!!!


アーティストトークの記事

Mizuma Conversations | Albert Yonathan Setyawan & Miyanaga Aiko on “Radiance”

を拝見するとヨナタンさんが
「So, I think, it’s a form of conversation rather than a collaboration.」
(だからこれはコラボレーションではなく会話からの結論だと私は思う。)
とコメントされていましたがそう、まさにこれは2人の優れたアーティストの
会話から生まれた新しい作品。


いやあ
本当に拝見できてよかったです。

っていうかこの作品に関してもっとみんな心揺さぶられてほしい。。。
こんな素晴らしい会話からの結論、なかなかないですよ。。。


12月16日まで。
ぜひ足をお運びください。
詳細は公式ホームページをご参照ください。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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