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2018-10-10

Japan Creative Center「The Eye In Search, an international highlight exhibition of the festival by three prominent female Japanese photographers 」を観てきました。



Japan Creative Centerにて

「The Eye In Search,
an international highlight exhibition of the festival by three prominent female Japanese photographers 」


を観てきました。


シンガポールには息子のトライアスロンの試合で
ちょくちょく行くのですが今回はこの展覧会も超楽しみでした。
だって、だってこのお三方のグループ展なんて
カメラクラスタからすると感激の嵐です。


今回の展覧会は

The Singapore International Photography Festival (SIPF)

のプログラムのうちの一つだそうです。
私がまだシンガポールにいた時には
「東南アジアでは写真はまだ芸術として未承認である」
という見解が主流でした。

でも、みんな自分が大好きなので写真を撮ることは大好き。
この「好き」の気持ちはどこに向かうのかなと思っていました。
ちなみに私の個人的な見解ですが
現在の写真が芸術として成熟するのは

「経済力」と「安全力」

が不可欠だと思っています。
カメラは今やスマートフォンとの差別化を図るために
技術進歩も価格も爆走しています。
なので「経済力」と「安全力」がある程度成熟しないと、
まずカメラを取られてしまいますからね。
そういう点ではシンガポールは

写真を芸術と受け入れることができる準備が出来てる

と思うんですよね。。。


さて展覧会。

オノデラユキさん、川内倫子、澤田知子さん
東京都写真美術館などで何度も何度も拝見しました。




川内倫子さんの作品は窓から見える景色が
まるで借景のように溶け込んでいて
(推測ですが)フィルムだからこそ
感じられる物質感がすごく感じることが出来ました。
彼女の世界観である「日常の探求」がとても自然に行えるような感覚。
この国のこの場所だから感じる生き物の物質感をとても感じました。






オノデラユキさんの「11番目の指」シリーズは
東京で拝見した時は違った印象。
私、取材の時よく「写真を撮られたくない人はいませんか?」
と聞くんです。
日本だといっぱいいるので展覧会取材の時は
いつも人の顔がどう映り込むか注意していました。

しかしシンガポールやマレーシアやインドネシアだと
「なんでそんなこと聞くの?」的な反応が多いんですよね。
それだけ顔、肖像権に対する考え方が違う。
被写体の顔はレース模様のように穴が空けられた紙を使い、
写真にフォトグラムの技法で白く抜かれているので
これが誰だかわかりません。
そして表情がわからないので何をしているかもわかりません。
そしてこの被写体は
基本ファインダーを覗かず偶然として撮られているそうなんです。
つまり、この被写体は撮られていることさえわかりません。


存在の証明を究極まで削ぎ落としたこの表現は
日本人からしたら理想形(SNSとかでも匿名好きだし)ですが、
シンガポールのように匿名何それ美味しいの?的な感性の人がみると
どんな風に見えるのかなって思いました。





そして大好きな澤田知子さんの「School days」シリーズに
再会できたことは本当に幸運。
40人の生徒、そして先生を一人で演じきった
この学校写真は最初拝見した時

「個性を認めない学校という世界に対する挑戦状」
「個性を死に絶えさせないギリギリの線で逃亡させる共犯者のような感覚」

を的確に表現していてとても衝撃を受けました。

話はそれますが、申し訳ないんですが、
私シンガポールのローカルの小・中学生が
みんな「同じ」に見えてしょうがない時期があったんです。

これには理由があって

髪型がサイド刈り上げっていう縛りがある、
子供のメガネ着用率がとても高いんだけど種類がない
私自身が親交が深かったのが華人ローカルだったでインド系、マレー系など特徴あるコミュニティは少数派

であったことなどが挙げられます。
でも、彼らは自分の個性をとても大事にしようと色々工夫をしていました。
この個性の表現の戦いをシンガポールの人はどう思うのかな。。
って聞いてみたかったです。




カメラ好きならもちろん、そうでない人でも作品を見たら
引き込まれずにはいられないこの世界観。
日本だったら混雑必至なのにゆっくりと堪能できるなんて
なんて幸せなんでしょう。

この展覧会、ぜひ多くの人に見ていただきたいと思います。


10月27日まで。
詳細はWEBサイトをご参照ください。
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