2017-10-12
POLA Museum Annex「TERRENE | Solo Exhibition by Albert Yonathan Setyawan」を観てきました。

POLA Museum Annexにて
「TERRENE | Solo Exhibition by Albert Yonathan Setyawan」
を観てきました。
あのですね、いきなりなんですけど
インドネシアのジョグジャカルタって行ったことありますか?
私は去年、今年と2回行ったんですが
今年は遺跡ではなくアート関係の施設を回り
ギャラリーの展示をたくさん見たんですね。
そこで感じました。
何このパラダイス感!こんなの初めて!!!
ハッピーありき的な空気感、
人々の自然な笑顔、いろいろな宗教が共存して
なおかつお互いを過度に干渉しない。
素敵なカフェ、自由なグラフティ、
そしてちょっとしたバイオレンス感。
やばいここに住みたい。
そしてジョグジャカルタに恋をした私は
次の訪問地ジャカルタでも
たくさんの素敵な出会いに恵まれます。
やばい惚れた。
インドネシアの文化が持つ
根本的なハッピー感は
生きていく上で絶対に役に立つスキルだと
思います。
ああ生きるってこういうことだ!って
再認識させてくれました。

インドネシア出身で
京都精華大学陶芸コース研究生として京都滞在中で
そして素晴らしい人格者である
アルベルト・ヨナタンさんの個展が
ポーラ美術館(銀座)で開催されるとのこと。
シンガポールミズマでも何度も展示しているヨナタンさん、
森美術館でのサンシャワー展でも素晴らしい世界を表現していたヨナタンさん。
友人としてとても息子を可愛がってくれる
ヨナタンさんの個展が銀座で始まっています。
ちょうどこの日にシンガポールに帰国だったので
特別にオープニングパーティー前に
特別に参加させて頂きました。
作品は陶磁器で構成されたものだけでなく
絵画や映像など様々なスタイルがありました。



タイトルの「TERRENE」は、ラテン語の土(terra)を語源としているそうです。
作品を構成する粘土を用いて作られた陶磁器は1つ1つ手作業で制作されているとのこと。
形はとてもしなやかなのですが近くで拝見すると微妙に変化する1つ1つのパーツ。
それはまるで生物を構成している細胞、DNAを直視したような感覚に陥ります。
配置も計測などせずそのまま行うそうです。

紡がれるリズムの美しさは体内の振動を感じさせるような
定期的であるけど独特なリズムを刻みます。
民族音楽の生演奏を聴いているような
トランス感を感じます。
同時に感じる根本的なハッピー感は
ぜひ作品を目の前にして感じて頂きたいポイントです。
そしてぜひインドネシアという国に興味を持ってほしい。
そしてぜひ足を運んでほしい。
インドネシアって今の日本人が行くべき国の1つじゃないかって
思います。
幸せを根本的に人生に取り込むとはどういうことか、
生きることにどう向き合うか。
改めて考え直すことができると思います。
11月5日まで。
無休、入場料無料です。
場所は銀座の中心部です。お買い物の途中にぜひ足をお運びください。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術