2016-02-25

Japan Creative Centre「OYAKO: PRESENT TO THE FUTURE ~A Parent-and-Child Photography Exhibition by Bruce Osborn~」を観てきました。


Japan Creative Centreにて

「OYAKO: PRESENT TO THE FUTURE ~A Parent-and-Child Photography Exhibition by Bruce Osborn~」

を観てきました。


偶然からのお誘いには意味がある。
なんとなくそう感じているので
今回雨のなか出かけてみました。


テーマは「OYAKO」。写真家ブルース・オズボーンの個展です。
解説にこんな言葉が。



「今年で東日本大震災から6年目を迎えるにあたり、改めて家族の大切さ、親子の絆を写真で伝えます。」


そうかもうすぐ6年目か。。
このブログは9年目に突入なので
当然震災時も更新しています。
「休館日」をとにかくまとめて
書きまくっていたら
ものすごいアクセス数で驚きました。
(当時、旦那は交通機関麻痺ゆえ家に帰れず。
私は子供と余震にびびりながら2時間歩いて家に帰りました)

あの時、ふたりで歩いたことを
息子は親との思い出として
覚えていてくれるかなと
時々思い出したりします。

人の「親子写真」に対してとくに意味を感じていなかったのですが
子供が出来、そして父親を亡くしてからは
私のなかで「親子写真」というのは
大きな意味を持つようになりました。

親子という関係ってすごく不思議。
強固でありながら
どうしようもなくうっとうしくて
「ああこの関係はいつか終わりが来る」
って突きつけられることが避けられない関係。

人によるとは思いますが
失って初めてわかることは
たくさんありますね。

父を亡くしてから
親子という関係が
とても深く、愛しく、そして
「はかない」ものであったことを
日々思い出しています。



やっぱりぐっときたのはシーナさん。
撮影した時はまだお元気だった頃のようです。
お嬢さんはこの写真があることに
とても救われたのではないかと思います。

本当に、親との写真は撮っておくべき。
子供に自分を撮ってもらうべきということ。
その時感じた「ああうぜえ」が
後でどれだけ宝物になるか
今改めて感じています。




とくにこのシンガポールという場所は
親子という関係を問い直す場所として
いろいろな意味を持っていると思うのです。

自分の意思で自分の親と離れて暮らす人
自分のルーツから飛び立った人
仕事のためにきてる人

それぞれの立場で今、このシンガポールにいます。

シンガポールという場で親子について考え直す
いうテーマには
John Clangの「Being Together」のような
ダイレクトアプローチもありますが


National Museum of Singapore, Exhibition Gallery 1「Being Together: Family & Portraits – Photographing with John Clang」を観てきました。


このようにポートレイト一本というのも
違ったメッセージを感じますね。

シンガポールに住んでる人に
ぜひ見てほしい展覧会です。





そしてこのシリーズには
被災地での撮影も行われています。

こちらはまた違った意味でとても見応えがありました。

実父が会津若松の出身ということもあり
私のなかで東日本大震災というのは
特別な意味合いがあります。

でも

私はその時東京に住んでいたので
「すべてがわかっているわけではない」と
思いを表現することはあまりありませんでした。

そしてシンガポールに転居しました。

そして私は
新たな気づきに遭遇します。
父が亡くなった時
私はシンガポール人やオーストラリア人の友人に
「父親の埋葬のために福島に行く」と言いました。
すると皆

「安全性はどうなのか」
「子供も連れていくなんて大丈夫なのか」

と多くのコメントをもらうことになったのです。

この時私は気づきます。
伝わっていない状態は全然終わっていないんだと。


被災した家屋の前での親子写真の笑顔の奥はなんだろう
彼らはどんな気持ちだったのだろうと
最初考えていたのですが
友人の言葉を思い出し

「あらゆる出来事は見える部分と見えない部分がある」

ことに気づかされました。


相手の知らない部分を知らないことに
先に恥じる必要なんかないのだ
すべてを知っている人なんて誰もいない

笑顔の奥の気持ちを私が勝手に紡ぐことなんて必要ない。
私はこの写真を見て父を思い出したという
話したいことを伝える。
私がしたいことをすればいいのだと。

写真だから残せる
「そこにあるエネルギー」。
まずは「場の共有」。今、共有できていることを
心から喜ぼうと。



もうすぐ3月11日がまたやってきます。
5年経ちました。5年前だから知らないこともたくさんありました。
そして
5年前だからもうしょうがないと
割り切れることが増えてきたことも事実です。


5年後、また前を向けるように。
たくさんのエネルギーが詰まっています。
ぜひ足をお運びください。


3月12日まで。
詳細はこちらをご確認ください。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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