2015-12-12

森美術館「村上隆の五百羅漢図展」を観てきました。



森美術館にて

村上隆の五百羅漢図展

を観てきました。


村上隆というアーティストに
私はとても特別な感情を抱いています。
それは彼の個展をいろいろな場所で
何度も見ているからです。


2001年の東京都現代美術館「召喚するかドアを開けるか回復するか全滅するか」
2002年のボストン美術館「もし二重螺旋が覚醒したら」


実はどちらも訪問しています。
現美のあとに見たボストンは確かとても寒かった記憶が。
寒い中美術館の中に入ってみたカイカイキキに
言葉では言い難い特別な感情を感じました。
あの時初めて

「異国で感じる日本の表現」

を実感したような気がします。


さて。


現在拠点がシンガポールの私ですが
この展覧会はどうしてもみたかったんですね。
なぜなら自分がボストンで感じた

「異国で感じる日本の表現」

の心意気を今、環境が変わった自分はどう感じるかを
どうしても体感したかったからです。


私自身は羅漢そのものも鑑賞経験があります。
江戸東京博物館でしたが
正直すんごくパワー満載でした。
(あまりに疲れたせいか記録に残せていない)
その時の鑑賞後の疲労感だけは猛烈に覚えていて
どうなるのかなあとドキドキしながら出かけましたが。。


思いの外、感涙。



なぜかというと
鑑賞者の方が予想外にご年配の方が多くて
その方々がとても楽しんでいたからです。
私は森美術館は開館時から
ずっと通わせて頂いています。
森ビルの屋上部というとても観光的な部分でもあり
いつも「アート鑑賞以外がメイン目的でたまたま入っちゃった客」
が混在しているのが特徴ですがここまでご年配の方が
「楽しんでおられる展覧会」というのは初めてのような気がします。



おじいさんがおばあさんの手をひいて
「長生きするとこんなものが観れるんだねえ」
と話している様に遭遇したりして目から汗が。
ああきっと羅漢様というのは
いつの時代もこうやって人の心に
安らぎと前向きな気持ちを
それぞれの時代の人々に与えていったのだろうと
想像がどんどん広がって
目頭が熱くなりました。

特に現在私シンガポール拠点なので
宗教に寄り添って生活する人々がとても身近なんです。
彼等の信仰を100%理解できているなんておこがましいけど
でもなんか彼等が寄り添ってる気持ちを見て
人間と文化と宗教というものに
改めて考える機会を貰ったような気持ちもあり。
日本、いや東京では
こういう感覚はもう消え去ったのかなと
勝手に想像していたのですが
もしかしたらみんなそれぞれの宗教観は
ちゃんとあって
ただなんか出しにくくなってるだけなのかなと
感じたりしました。




実際の作品に関しては
この世のものとは思えない美しいペイントに
ああ絵の具もこれは嬉しいだろうなああと
思わず絵の具の気持ちまで考えてしまうほどでした。
そして制作の経緯における怒涛の指示書とか見て
改めて苦笑いなどなど。
写真撮影オッケーなので
家族鑑賞の場合は
「お気に入りキャラをみつけましょう大会」
が楽しいと思います。




今回はトークも参加させて頂きました。
私は彫刻の世界を構造や制作過程から
考察した経験は皆無だったので
(そりゃそうですよね。だって知らんもん)
ものすごく面白かったー。
そしてびっくりしたのはフィギア。フィギアですよ。
とにかく専務の話が面白かった!
子供たちは固まってましたが。。。




ご本人のお話だと
おそらく日本での個展はもうないだろうとのこと。
そして年末年始ということで
羅漢様に初詣するのもすごく縁起がいいのではないでしょうか。
必見の展覧会です。
ぜひ足をお運びください。



3月6日まで。無休です。
これからはお花カフェなど様々なイベントも。
詳細は公式ホームページをご参照ください。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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