2015-11-28

Mizuma Gallery Singapore「JOY/FEAR Solo exhibition by Heri Dono」を観てきました。



Mizuma Gallery Singaporeにて

JOY/FEAR Solo exhibition by Heri Dono

を観てきました。

ヘリ・ドノは1960年インドネシアの首都ジャカルタに生まれの
インドネシアの代表的なアーティストです。

現在はジャカルタではなく
インドネシアの古都ジョグジャカルタが拠点に活動されているそうです。
近代美術を学んだ後に
インドネシアの伝統的な影絵人形芝居ワヤン・クリッの世界に身を置いて
人形についての技術を学びました。
その時の経験から彼は
現代的表現と伝統的文化を融合させた独特のスタイルを確立したそうです。
彼の作品の中に劇場的要素が多く見られるのは
この陰絵人形芝居「ワヤン・クリッ」の影響があるからでしょうか。



インドネシアという国は言語は正確には
300から400存在するそうです。
西欧の植民地主義に打ち勝つために
「まとまるしかなかった」国家では
目的が複雑化すればするほど心の中の葛藤が
外に出やすくなるのではという印象があります。
植民地からの独立というシンプルな目的を
達成するまではいいがその後、インドネシアという国は
大きい故にまとまるのが大変という印象があります。。。
さまざなな細かい葛藤や争いは日常的にあることでしょう。
そしてそのような心理的葛藤をほぐすことに
人形劇というのはとても効果的だったのではないでしょうか。
彼が政治的な様々な葛藤を題材しながら
同時に関わってきた影絵人形劇を
モチーフに扱う理由は彼自身を含む多くのインドネシアの人々が
人形劇のような伝統的な娯楽に何度も救われてきたことを
体感しているからではないでしょうか。



私は子育て中故ギャラリーには人がいない時間帯に
行く場合が多いです。今回も静かに堪能させて頂きました。
最後の最後にいつも挨拶するスタッフの女性が

「そこを踏んでみて」

と教えてくれたんですね。

恐る恐る踏んでみると
いきなり始まる音楽にびっくり🎶
しかしその音楽は
私が想像していた人形劇の音楽とは
明らかに違いました。



ワヤン・クリッは人が人形を動かし、
楽団がガムランを演奏し、
そしてとても人間味あふれるストーリーを
虚構に楽しむという印象を持っていました。

しかしヘリ・ドノの作品で奏でられる
ワヤン・クリッの世界は
個性的でユーモラスであることと同時に
とても悲しげで苦しんでいるように
見受けられました。
伝統的なスピリッツを
近代的な流れで押し戻されてる姿を
見せつけられているような感覚です。
でもそこに戯曲的な要素もあり
これは全部夢なのかと思わせるような
夢と現実を行き来するような
とても不思議な感覚を体感することができました。
これがヘリ・ドノの世界なんだと。。



笑ったり、ハッとしたり。
ぜひ行き来していただきたいと思います。



ギャラリーを楽しんだ後はナジゴレンやサテなどの
インドネシア料理を楽しんでみるのもおすすめです。
特にサテは辛くないソースなのでお好きなお子さん多いと思います。
ぜひお試しください。



2016年1月10日まで。
月曜日、年末年始休館です。
詳細は公式ホームページをご確認ください。
スポンサーサイト

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

comment

管理者にだけメッセージを送る

アクセスカウンター
カウンター
プロフィール

Author:seina
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
検索フォーム
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
Blogram
blogram投票ボタン
カテゴリー
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

QRコード
QR
ブログ内検索
RSSフィード
リンク