2015-10-26

子供を公共の芸術鑑賞の場に連れていくこと




こんな記事をみつけました。


公演中に子どもが大声を出してしまった。親子を責めた観客に対する俳優の反論が素晴らしすぎる!


「王様と私」を見に来た自閉症のお子さんが
パニックを起こしてしまったそうで、
心無い言葉を浴びせる観客に対しての
俳優からの意見というのものでした。



芸術鑑賞の場で子供を連れていって怒られるというのは
正直よくあることです。
以前、上野の国立博物館で、私見知らぬ男性に怒鳴られたことがありました。
「館内で写真を撮るのをやめなさい!」と。
私は当時幼稚園児だった子供と一緒に
館内にいいました。
息子は仏像のモノマネをしながら
「この仏像さんはきっとこんな気持ちだった」と
いろいろ話してくれていました。

当時の館内は私たちとその男性と連れの女性、
そして外国人の団体のみでした。
外国人の団体は私たちを見て
自分たちも盛り上がって撮影を楽しんでいました。

私を怒った男性は
館内は撮影禁止だと思っていたようです。
国立博物館はフラッシュしなければ原則撮影可なんです。
彼は、外国人の団体が私たちをみて
撮影をしてる、やめさせなきゃということで

「わたしたちを怒鳴った」

ようでした。
子供はものすごく驚いていました。
私は子供が美術館恐怖症になっては困る!と思い

このエリアはフラッシュ無しなら撮影可能であること

を彼に説明しました。
係員の人にも一緒に説明してもらいました。彼は
「あいつら(外国人観光客団体)を止めさせたかったんだ!」と
怒りの行き先を見つけられないような感じで
その場を離れました。


その経験から私は

「芸術鑑賞の際に子供を連れていく際はどんなケースでも怒る人がいる」

を学びました。
そしてこの記事で

「芸術鑑賞時に騒ぐ子供を許さないのは日本だけではない」

も学びました。でも日本の場合は

「芸術鑑賞の場に子供がいるだけで怒られる」

場合がよくあることも重要なポイントです。
今でもよく覚えていますが
招待をいただき、子供連れの許可をいただいた
ある内覧会で年配の方(大学教授)に

「子供連れでこういう場にいることがいかに周囲に失礼になるか」
「君は子供を連れていくのではなく、親が見て子供に話す努力を怠っているかわかっているのか」

を等々と語られたことがあります。
なぜここまで言われなきゃいけないのか
当時は理解できませんでしたが
おそらくその方はこのような「騒ぐ子供を想定」していたのかと
今となってはそう解釈しておきます。



私は芸術を愛するものとして
頻繁に親子で芸術鑑賞しているものとして
芸術鑑賞の場にすべての子供を連れてくることについて
白黒はっきりした判定をすることは出来ないと考えています。



だって、子供によって全然違うもの。
あえて言うなら


冒頭紹介した記事のような悲しいことが起こらないように
あらゆる層のニーズに「段階的に答えられる」ような
芸術体験の場があってほしいなと思います。

騒いでもいい、体験優先という場から
「観劇や鑑賞の世界を学ぶ場」を経て
(できればここで数段階欲しい)
そして大人がメインで鑑賞する
展覧会やコンサートや演劇に行けるようになりたい。

日本にはこの

「観劇や鑑賞のスタイルを学ぶ場」

が本当になかったよなと思います。
知らなければわからないことがたくさんあります。
わたしたち、にんげんだもの。
だからこそ
観劇や鑑賞のスタイルを学べる場を
複数段階用意して連れていく親も一緒に学べる環境が必要ではないかと考えます。
そのような場はきっと芸術を提供する側にも
数多くの発見を生み出すと思うのです。
連れていくわたしたち親側の心がけも
知る機会が増えれば増えるほど変われます。



なんてことを
徒然に感じました。
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theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

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