2015-09-25

ワタリウム美術館「Don't Folow The Wind ノン_ビジターセンター展」を観てきました&オープニングパーティーにも参加しました。


ワタリウム美術館にて

「Don't Folow The Wind ノン_ビジターセンター展」

を観てきました。


私の父親の実家は福島の会津です。
なので4年前の地震に関しては
ずっといろいろ想うことがありました。

そして私は去年からシンガポールに引っ越しました。
日本を出て、地震のことを考える方向に変化がありました。
あの地震を知らないひとが大半という環境のほうが増えました。



キュレイターの窪田さんより
この展覧会の話を伺った際に
「見ることができない」というキーワードが
深く突き刺さりました。
今、私は日本を離れ外からは「見ることができない」ことが
沢山増えました。
そして見えないから見えてくることがあることを日々感じていたので
この展覧会はどうしても見たかったのです。


この展覧会は、はじまりも終わりも明確ではありません。
展示はすべて期間困難区域にありチケットを購入しても
そこにたどり着けるかどうか、
状況がどう変わっていくかは誰にもわかりません。



展示はワタリウム美術館では
詳細は当然見ることはできません。
ここで詳細が観れることに意味はないからです。
4階の園子温監督の映像も
詳細を伝えるものではありません。
だからこそ想像が広がります。

展示は観れる時にはもしかしたら
朽ち果ててるかもしれない。
でもそこにあったという行動を共有することが
アートなんだという
Chim↑Pomの卯城くんの言葉が胸に刺さります。


今回のワタリウムの展示は
「行動の共有」が最大のテーマのような気がします。
つまり、観に行った私たちもその行動の中に組み込まれていくのです。
このノン_ビジターセンター展は世界中に巡回するとのこと。
世界各地に住む日本を想う人は近くに来たら
ぜひ足を運んでいただきたいと思います。

展示のなかには今回の展示に協力した方も
お手伝いでいらっしゃってるそうです。
そういうそれぞれの場が組み込み合うって
何か新しいステージの始まりを感じます。

ちなみに息子が一番ぐっときたのは
3階に行くエレベーターでの体験だそうです。
「観に行けないんだってすごくわかった」と話していました。
(詳細はぜひ実際の場に行って確かめてください)

東京にいる方はぜひ足を運ぶべき展覧会です。
刺激的なものがあるわけではないので
家族連れでも大丈夫です。
ぜひ家族で行って地下のオンサンデーズでケーキでも食べながら
4年前どうだったか、そして4年で何が変わったかを
話しあって頂きたいと思います。
このノン_ビジターセンターに入り
見えないことを実感することに意味を感じます。
私たちは様々なものを「観ないようにしてる」ことに
気づかないふりをしていませんか?



今回はご好意でオープニングパーティーにも
参加させて頂きました。
久しぶりにお会いできた方が沢山いて
超楽しかったのですが
そこですごく面白いことを感じたんですね。

オープニングパーティーでは
アーティストさん、キュレイターさん、
そして地元の協力者さん、
展覧会内覧を体験した様々な方が参加していました。
楽しい会話の中私は気がつきました。そこは


「あ、見ることができない展示を見てる人が多数派」


現実の逆転現象が実際に起こっていたわけです。
会話のなかで経験、立場の違いによる様々なすれ違い。
この「ずれ」感が様々な場所で起こっているのか!と
実感することができました。
この感覚をどう能動的に捉え、そして未来に繋げていけるか。
ここにこのノン_ビジターセンターの未来が
あるような気がしました。

あとこちらに展覧会概要の素晴らしい動画があります。
ぜひご覧ください。

スポンサーサイト

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

comment

管理者にだけメッセージを送る

アクセスカウンター
カウンター
プロフィール

seina

Author:seina
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
検索フォーム
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
Blogram
blogram投票ボタン
カテゴリー
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

QRコード
QR
ブログ内検索
RSSフィード
リンク