2015-03-12
福島で“見ることができない”展覧会「Don’t Follow The Wind.」が開催されているそうです。

福島で“見ることができない”展覧会
「Don’t Follow The Wind.」
が開催されているそうです。
キュレイターは
訪問の度に親子で優しくして頂き
毎回驚きの展覧会を届けて下さる
Snow Contemporaryの
窪田研二さん。
アイ・ウェイウェイ、宮永愛子、竹内公太、Chim↑Pom等
国内外12組のアーティストが参加しているそうです。
超興味あるー。しかし
全容がよくわかりません。
最初、私はこの展覧会のお知らせを頂いた時
「???」と感じました。
なぜなら教えて頂いたWEBサイトに
なにもなかったからです。
しかしそれは私が音声をOFFにしていたから。
音声をONにすると聞き覚えのある
Chim↑Pomのメンバーの声が
聞こえてきました。
「見ることができない展覧会」だから
サイトだって見ることは出来ないってこと。
なるほど。
概要を紹介したサイトの一部を引用します。
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「見ることが出来ないと言う現実は強い力を持っている。帰還困難区域の封鎖がいつ解除されるかは明らかではなく、3年後になるか10年後になるかわからない。その期間は現在を生きる私たちの生涯を越えてまたがり、私たちにアートと時間の関係性、時間と環境の関係性を再び問いかける」
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今まで私たち親子は
震災に関してたくさんの展覧会に足を運びました。
音声を聞きながら色々なことを思い出しました。
何も見えないので思い出すしかないんです。
2012-03-11
アーツ千代田3331 1F メインギャラリー「つくることが生きること」東日本大震災復興支援プロジェクト展』」プレスプレビューに参加してきました。
2012-03-28
XYZ collective「竹内公太 「公然の秘密」」を観てきました。
2012-04-01
ワタリウム美術館「「ひっくりかえる」展」を観てきました。
2012-10-17
水戸芸術館「3・11とアーティスト: 進行形の記録」を観てきました。
2013-01-28
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)「東日本大震災復興支援「つくることが生きること」神戸展」を観てきました。
そして今日本を離れて
「震災を知らない」人にかこまれて
「あの時の気持ち」をどうしても伝えられなくて
私はなんだかとってももやもやしています。
この展覧会の公式サイトの声を聞きながら
「もしかしたら「見えない気持ち」の強さってこういうことなのかと
「見えない」ことについてじっと考えています。
「見えない」という言葉は
「見えない」だけでなく「見ようとしない」とか「見せない」とか
そういうことに繋がってるのではないかと
想いが広がっています。それは
「見えているのに見ようとしていない」
という強い問いかけと「対の姿」なのではないかと。
それは同時に
見ようとしていない「 」を
今見ておかないと
取り返しのつかないことになる
ということが
( 外 に い る か ら ) 少 し だ け 見 え る
ということなんだろうかと
今、何度も自分に問いかけています。
公式サイトはこちらへ。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
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