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2014-02-22

スプツニ子!「はみだす力」を読んでみました。

スプツニ子!「はみだす力」を読んでみました。


はみだす力はみだす力
(2013/11/18)
スプツニ子!

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何度か作品を拝見させて頂いているスプツニ子!さん。



2010-11-15
東京都現代美術館「東京アートミーティング トランスフォーメーション」を観てきました。


2011-02-17
表参道GYRE 3F EYE OF GYRE「Tweet Me Love, SPUTNIKO!」を観てきました。


2013-11-13
東京都現代美術館「東京アートミーティング(第4回)「うさぎスマッシュ展 世界に触れる方法(デザイン)」」を観てきました。



彼女の作品にはガールズパワー的な元気ももちろんあるですが
それだけではない独特な潔さを
感じていたんですよね。
どうしてかは分からなかったんですが。


少し話がずれてしまうのですが
キューティー&ボクサーを鑑賞した際
すごく驚いたことがあったんです。
キューティーさんが
あれほどの環境を生き抜いているキューティーさんが
「日本人的な子育て」の呪縛を感じながら生きてる様が
映画で赤裸裸に告白されていたんですよね。
正直すごくショックだったんです。彼女ですらそうなのかと。


2014-01-15
シネマライズ「キューティー&ボクサー」を観てきました。


日本人である以上
どこでどうやって生活しても
日本人的ネガティブ的思考から
永遠に逃れられないのか!?と
思ってちょと落ち込んでいたんです。
自分自身すごくそういう呪縛に悩んでいて
そこからどうやったら解き放たれるのか
いつも考えていたのです。


スプツニ子さんの本には
日本女性的呪縛思想からの脱却
の具体的方法というメッセージを
頂くことが出来たような気がします。



答えは無数にある
世界は無数にある
そして
好きでもない相手に嫌われたって気にしない


そういう意識の持ち方を指南するって
今迄本当に色々な本で見ています。
この本がすごく特徴的なのは
具体的「諦め方」を彼女の体験談を元に
具体的に指南してくれてる点だと思うんです。



私はこうやってうまくいった
こうやったほうがいい
こうすると上手くいく



そういうのは正直沢山見てきました。
ただそういう本を読むと
「あんたは出来たのかもしれんがこっちは出来るかどうか分からないし。。」
という感情が芽生えることも確かなんです。
そして「どうせ出来ないし」っていう後ろ向きな気持ちが前になってしまって
でも現状を諦めきれなくて。。


スプツニ子さんはこの本では
自分が出来なかったことを潔く諦めて
自分が実行した具体的な道を示してくれています。
諦めるという言葉は後ろ向きだけな意味でなく
「思い切る」という意味もあるんです。
彼女の思い切りが道を開いていることを随所に感じさせる
とても気持ちのいいストーリー、
読んでいてとても壮快でした。


例えば友達作りについて。
私もよく自分に近い思考の友達がいたらいいのにと
子供の頃ずっと悩んでいました。
(変わり者だったので。。。)
今は大人になったので
子供の頃のような友達を欲することはありませんけど。
この本にはスプツニ子さんが
ユリという親友が学校を辞めてしまうことにより
分かり合える友人がいないという境遇に
どうやって立ち向かうかが
書いてありました。

彼女はアート好きのユリの影響で
ひとりになってから美術館に通い
沢山のアーティストと心の中で友達になります。
その体験により
自分がどれだけ自由になれたかを
気持ちよく伝えてくれています。


自分に自由に生きるべきですよね。
好きなことを一緒に楽しめる人こそ友達になるわけであって
それがリアルである必要なんてどこにもないんですよね。
人の顔色なんて伺ってる必要なんてないんですよね。



いやー危なかった。
沢山の気づきを頂きました。
本当にありがとうございます。



若い方向けの本なのかなと思っていたのですが
若い方を育ててる私達子育て世代にも
すごくオススメさせて頂きます!
ぜひお手にとってご覧下さい。
本屋さんになかったら美術館の本の販売コーナーとかに行くと
置いてあるところ多いと思います。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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