2013-10-02

「展示作品に触れないで下さい」展示作品に触れないで楽しく美術を鑑賞出来る環境作りについて思うこと。





すみませんタイトルだけで選んでみました。

日産アートアワードで大賞を受賞された宮永愛子さんの作品が
展示中に破損というアクシデントに見舞われたそうです。
宮永さんの作品の大好きなのでそのTweetを観ただけで
涙ぐんでしまいました。


そしてその情報の中で
いくつかとても気になった点がありました。


「子供が触ったのならまだ。。」


という旨のフレーズが色々な方から発信されていました。
私はそれにとても危機感を感じました。


美術館にて破損等の事故があると多くの人が

「子供か?」
「親は何してた?」

まずこう思うのかと
改めて思い知らされたって感じでした。。。



なぜ展示作品に触ってしまう人がいるのでしょうか。
まぜ子供が触ったと思われてしまうのでしょうか。


それはその作品の存在過程に対する理解が子供だと出来ないでしょ!と
思う人が多いからではないかと思うのです。



私自身すごくよく聞かれる質問があります。

「どうして子供と一緒に鑑賞出来るのですか?」
「お子さん美術館飽きませんか?」

うちの子は現在7歳ですが基本的に美術館での鑑賞は大丈夫です。
以前はものすごく仕込みました。
絶対に飽きさせないぞって思って。
仕込み方はこんな感じでした。


2009-05-21
「子供と一緒に美術館を楽しむコツを教えて下さい」


でも最近は全く仕込むことはしません。
道中に簡単に説明する位です。
サッカーが忙しいので前程沢山の美術展には行けませんが
行くときは最低でも1時間半はみておかないと
まず時間が足りなくなります。
美術館の展示だと大体2時間はかかりますね。


もちろん館内では騒がないし
展示物に触ったりすることもありません。


美術館と子供というテーマでは
このようなエントリーを書いたこともありました。

2013-06-24
「美術館で騒ぐ子供はなぜ存在するのか」の考察と対策を徒然と。



どうしてお子さんは鑑賞を楽しめるのですかと
よく聞かれるのですが自分が考えるに
このような親の趣味に同行するようになってそろそろ6年半。
自分が知ってる人というのが凄く増えたからではないかと思っています。
つまり、子供なりに

「作品の背後にいる多くの人の存在を認識している」からではないかと。



私は美術館において勝手に展示物に触ってしまう人というのは
その作品の背後にある

作家さんの制作過程や
展示担当者の想い、
つまり
多くの人の存在を

極端に感じられないからなのではないかと
個人的には思っています。




その作品が人の想いや作業を経て
そこに存在してるのではなく
既製品のようにその場にあるという感覚だと
所有という感情にかまけて触れたくなるという
感覚が産まれるのではと個人的には思っています。
デパートで服とか見る時
何となく触ってみたりしませんか?
あの感覚です。




では、これから私たちは
次世代に美術の素晴らしさを伝えるために
何か出来ることはないのでしょうか。
どうしたらいいのでしょうか。




私は子供の美術教育の現場、つまり学校に
若い作家さんたちが
どんどん出向いて授業に参加することが
すごく効果があるのではと思います。




子供達は作品を作って発表をするという人に
実際に会って一緒に作業をすることによって
作品の背後にある「人の存在」を
感じることが出来るようになります。

そうすれば
(ある程度の常識的感覚があることが前提ですが、
それは各家庭で教えることだと思いますんで。。)
目の前に存在している作品に
無作法に触るという行為に及ぶ前に
制御的感覚が働くのではないかと思うのです。


この教育プログラムは
作家さんにとってもとてもいい刺激になると思います。
そして更に生活支援的な要素も加えることが出来たら
まさにWin-Winになると思うのですが。。。




これが私の経験から導きだした解決策です。
どこかで実験してくれたらいいのですがいかがでしょうか。。
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