2013-08-11
資生堂ギャラリー「ミン・ウォンの個展「私のなかの私」」を観てきました。

資生堂ギャラリーにて
「ミン・ウォン個展「私のなかの私」」
を観てきました。
実は結構観ている「ミン・ウォン」。
毎回強烈な印象を残してくれています。
彼のスタイルはビデオインスタレーション。
基本ひとりで全部演じて
その国の言葉で演じるというスタンスです。
今迄はフランス語やドイツ語での作品を観ていた私。
ああ面白いなあぐらいの気持ちだったのですが
今回日本語で拝見して初めて
「おおっ」
という沢山の発見がありました。
自分の母国語を母国語でない人が演じるというスタイル。
凄く言葉の力を感じます。
自分の母国語を演じてる姿を観る時の
自分の中の独特の動揺感というのは
とても不思議な体験でした。
同時に自分は英語やドイツ語を話している時に
ああこういう不安感を与えているのかなあと思うと
これでいいのかっ?と思うのと同時に
この不安感を乗り越えられるほどに
伝えたいことにどんどん出会いたいなあと
改めて思いました。
そしてその「言葉の壁という存在」を存在を意識しながら
華麗に飛び越えているミン・ウォンという存在に
とても力強いパワーを感じました。
シンガポールという土地柄もあるのかもしれませんね。
何度か足を運びましたが
まさに異文化が入り乱れる国でした。
その中で表現を発信していくということは
羞恥心とかにこだわってはいられないわけですね。
心も行動ももっと強くありたいと
改めて思いました。
9月22日(日)まで。
月曜休館です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術