2013-07-13
「夏休み特別企画「あの方のあの時自由研究、そしてこれからの自由研究」 第十回 アーティスト 岡田裕子編

大好評を頂いております
「夏休み特別企画「あの方のあの時自由研究、そしてこれからの自由研究」
記念すべき第十回はアーティストの岡田裕子さんです。
岡田裕子さんはとても魅力的な映像作品を作る作家さん。
そして実は拙ブログが始まるずーーーーっと前から
「子連れアート」を『女性自身』で連載されていた
私の大先輩であります。
そして美術家会田誠さんの奥様であります。
何度か直接ご挨拶もさせて頂きとても魅力的なそのお人柄に
私が日々うっとりしております。
そして岡田裕子さんの書く文章も大好きです。
会田誠さんのエッセイ集に岡田さんも文書を寄せているのですが
こちら子育て中の方に超オススメです。
私はこの本は「素晴らしい育児書」だと思っております。
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この企画はいたってシンプルです。
皆さんに2つの質問をさせて頂いています。
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1:ご自身が小学生の時思い出に残っている自由研究は何ですか。
2: 今小学生の自分が目の前に現れて「自由研究のテーマを一緒に考えて」といわれたらどんなアイデアを伝えますか。
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現在活躍されてるクリエイターさんがどのような自由研究をしていたか、
そして今ならどんな自由研究をするのか。
興味深いお話が沢山聞けそうです。
では岡田裕子さんよろしくお願いします(^^)。
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1:ご自身が小学生の時思い出に残っている自由研究は何ですか。
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私立だったせいか、県や市、団体のコンクールなどを
自由研究に勧められることはありませんでした。
(ムスコの行ってる公立小をみると、
それらを自由研究で推奨されているプリントをもらったりしますので
へーそういうものなんだと思ったりしています。)
大抵、自由研究は、美術とか図工を選んでいたとおもいます。
元々好きだったので。
自由研究と言えば、いつも夏休み最終日ギリギリまで終わっていなくて・・・
(現在も〆切はギリギリまでひっぱります・・・)。
特に覚えているのは、コラージュもどきにトライした作品。
時間もないし、素材も買い集めていなくて、
とはいえただ絵を書くだけだと芸がないなと思いまして。
苦し紛れに家にあったティッシュペーパーを
コラージュして窓のレースカーテンを表現したら、
なんだか図工の先生がいい方に勘違いして下さったらしく、
良い評価だった思い出が。
その時「なんだこんな簡単な思いつきでもいいのか」
という嬉しい驚きが、
今の自分が現代美術という場所に居ることになにか関係があるのかも・・・。
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2: 今小学生の自分が目の前に現れて「自由研究のテーマを一緒に考えて」といわれたらどんなアイデアを伝えますか。
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とりあえず夏の芸術祭などに連れて行きますね!
瀬戸内国際芸術祭とか、夏の越後妻有とか。
子供の私に、お金が許せば海外のビエンナーレも見せてあげたい!
作ることも大事だけど、夏休みでないと出かけられないところ、
見られないものってあるとおもうから。
自由研究、出来上がったもののクオリティなんて、
子供の時はそんなに重要にしなくてもいいような気がします。
普段では見られないものを見て、そこから感じたものを、
ちょっとした作品なりレポートなりにおこせたら
それでいいんじゃないかなあ。
もともと私は夏休みの宿題反対派なので(夏の重い鎖ですよね)
出来の良い自由研究とか、昔も今も、あんまり興味がないのです。
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岡田裕子さんありがとございました!
「夏休みの宿題は夏の重い鎖」というフレーズにぐぐぐときてしまいました。
さて、そんな岡田さんにご紹介頂いた夏のイベントはこちらです。
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◯「アート×教育=?第二弾 岡田裕子」として、
千葉市美術館1階プロジェクトルームにて、「愛憎弁当」を
スクリーニング&展示する予定です。
7月第三週目以降を計画しておりますが、
現在調整中ですので、詳細はWiCAN HPにてご確認ください。
この「愛憎弁当」。
私自身もう10年以上旦那さんの弁当を作っています。
色々な意味で展示すごく楽しみです!
◯瀬戸内国際芸術祭の一環として、
昭和40年会が瀬戸内男木島にて行うプロジェクト
「昭和40年会男木学校 PSS40」
岡田裕子も、お手伝いとして2週間あまり滞在予定です。
瀬戸芸+昭和40年会。
凄く楽しそうです!
男木島は私たちは前回行けなかったんです。
今年は訪問予定なのでぜひ伺いたいと思います。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術