2013-07-01

「夏休み特別企画「あの方のあの時自由研究、そしてこれからの自由研究」第六回 奥津健太郎編


大好評を頂いております

「夏休み特別企画「あの方のあの時自由研究、そしてこれからの自由研究」

第六回は狂言師の奥津健太郎先生です。



奥津先生との出会いは
「親子でたのしむ狂言の会」でした。

2013-03-30
セルリアンタワー能楽堂「第3回 親子でたのしむ狂言の会」を観てきました。


伝統文化が大好きな息子は
こちらのイベントで狂言が大好きになりました。

そしてブログを通じて奥津先生にもご挨拶をさせて頂き
WSも参加させて頂きました。

2013-05-20
親子でたのしむ狂言の会「狂言を体験しよう!vol.23」に参加してきました。


今回のこの企画で「ぜひ伝統芸能の方を」と思い参加をお願いしたら
快く応じて頂きました。
本当にありがとうございます。


奥津先生のプロフィールもあわせてご紹介させて頂きます。


能楽師和泉流狂言方
昭和47年(1972年)東京都生まれ
国立東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業
故十二世野村又三郎に師事
能楽協会会員(東京支部在籍)



この企画はいたってシンプルです。
皆さんに2つの質問をさせて頂いています。
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1:ご自身が小学生の時思い出に残っている自由研究は何ですか。
2: 今小学生の自分が目の前に現れて「自由研究のテーマを一緒に考えて」といわれたらどんなアイデアを伝えますか。
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現在活躍されてるクリエイターさんがどのような自由研究をしていたか、
そして今ならどんな自由研究をするのか。
興味深いお話が沢山聞けそうです。
では奥津先生よろしくお願いします(^^)。




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1:ご自身が小学生の時思い出に残っている自由研究は何ですか。
----------------
私が小学生だったのは1980年代前半でした。
自由研究については残念ながらおぼろげな記憶しか残っていません。
遊び回っていてしっかり取り組まなかったのかもしれません。
それでも、夏休みは箱根を訪れることが多かったので、
自然をテーマにしたものが多かったです。
最も思い出に残っているのは、たしか中学年で取り組んだ「アリジゴクの研究」です。
この自由研究は区展に出品されたこともあって記憶に残ったのだと思います。
小学生の自由研究は、テーマを探すのに毎年苦労しました。
親の手助けは有りませんでしたから
高学年でも「アリジゴクの研究」をやってしまった苦い思い出もあります。
テーマを見つけ、それを膨らませ、成果物にするのが自由研究ですが、
調べる力が未熟なうちは研究を大きくはばたかせることに限界もあると思います。
子ども心にも、取り組んでいる自由研究に物足りなさを感じていましたが、
それを埋める方法も見つけられないままでした。
そのようなこともあって、積極的に取り組めなかったのかもしれません。




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2: 今小学生の自分が目の前に現れて「自由研究のテーマを一緒に考えて」といわれたらどんなアイデアを伝えますか。
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そのときに一番興味のあることを取り上げるのも良いと思いますが、
同じテーマでも学年を追うごとに内容が深められるような自由研究も良いと思います。
まず、大きな枠でテーマを決め
次に具体的に何を研究するかを決めるというやり方も良いのではないでしょうか。
私の場合、小学生時代の自由研究は広がりを見せませんでしたが
中学生で歌舞伎が好きになり
高校生になると狂言を習って能や狂言の舞台を観るようになったことで
視野がとても広がりました。
芸能は文芸・音楽・工芸・建築・絵画など
その時代の文化が総合的に取り入れられて成り立っています。
日本の伝統芸能に出会ったことで、様々な分野に興味がわき
後には茶道や組紐など、かなりマニアックな世界にも足を踏み入れました。



質問とは少しずれるのですが、私には現在小学4年生の息子がおります。
息子とは毎年、自由研究のテーマを一緒に考えています。
息子とともに考えたこれまでの自由研究をご紹介してみたいと思います。

大枠のテーマは「日本文化」であることが多いです。
日本文化がテーマになるのは
現在、親子で狂言の舞台を勤めることの多い家庭環境と
私が日本の伝統芸能に出会ってから視野が広がった経験から来ています。

自由研究の内容を具体的にご紹介してみます。
学校でひらがなと多くの漢字を習うようになった学年は
「漢字のくずし方」が自由研究になりました。
まず、ひらがなについて調べ
漢字をくずしたものだということを学びました。
次に、自身で筆を持って和紙に向かい、五十音のひらがなと元の漢字を書き
その横にくずした文字を書きました。
全て書き終わるとそれを簡単ですが巻物にしました。



また、時計など機械に興味を持った学年では
江戸時代に作られた「からくり玩具」を研究し
そのなかのひとつ「鯉の滝登り」を実際に制作してみました。




今年は、狂言の舞台で着用する「肩衣」というデザイン性豊かな装束(衣装)を
本物の麻を使って染め、仕立ててみたいと考えています。
肩衣のデザインに興味を持つことで、そのデザインが作られた時代の感覚を知り、
実際に手を動かしてデザインを布に置き、形にしていくことで
染織の技術を体感することになります。
そして、上手くできれば実際に舞台で使って
自身と一体化する経験をすることもできるかもしれません。



いずれの自由研究も
子ども一人だけで最後まで調べたり作ったりすることは難しい部分がありますが
親も共に学ぶことで、親子ともに記憶に残る自由研究になるのではと考えています。
----------------




息子さんの自由研究素晴らしいですね!
っていうか超羨ましい!!!
日本文化を一緒に研究というのは
素晴らしいですね!



「確かに素晴らしいけどでもうちではそんなこと出来ないもの・・・」
という方に朗報です。
奥津先生主催の狂言ワークショップが下記の日程で開催されます。
8月はお休みなので7月に参加して自由研究の課題にするのはいかがでしょうか。



----------------
3:夏休み時期、秋のイベントについて




「狂言を体験しよう! vol.25」ワークショップについて
7月21日(日)

7月のイベントの詳細はこちら → 


内容 初めてでもたのしめる狂言の発声や動きなどを体験します
時間 15:00~15:50(第1部・未就学児対象)
   16:00~17:00(第2部・小学生以上対象)
場所 東江寺本堂(地下鉄広尾駅より徒歩5分、東京都渋谷区広尾5-1-21)
講師 奥津健太郎
定員 第1部・第2部それぞれ20名程度
参加費 おひとり500円(3歳未満の幼児と付添の大人は無料)
持ち物 白足袋、または洗いたての白靴下。

※最新情報は[親子でたのしむ狂言の会]のブログをご覧ください




特別イベント:「本物の舞台に立ってみよう!」について
ワークショップの一環として約半年間、狂言の謡や舞を練習し
本公演vol.4(来年3月末)の舞台で発表する特別企画のお知らせも頂きました。
前回の公演では、5名の子どもたちにご参加したそうです。
私実際に拝見しましたがとても元気な演技で観劇しました!
来年度の講演の際の参加希望の方を
小学生を中心に数名募集されるそうです!
ぜひお気軽に事務局までお問い合わせください。


< 参 加 条 件 >
・対 象-狂言に興味のある子ども(地謡などで大人の参加も可)
・練習回数-年内は月1回、年明け以降は月2回(全部で10回弱の練習です)
・練習場所-東江寺ほか(お寺以外で行うこともございます)
・練習時間-1回40分~1時間程度
・練習日程-ご相談して調整いたします(平日・土休日を含む)
・参加費用-練習1回1,000円(企画維持費の一部となります)
・必要なもの-白足袋、着物の下に着る肌着(VネックのTシャツでも可)
・その他-公演の数日前に能楽堂でリハーサルを行う際、会場費を分担していただき
ます。本番当日の会場費・衣装代は頂きません。
・ご連絡先 [親子でたのしむ狂言の会]事務局
      ブログ:http://oyako-kyogen.seesaa.net/
      e-mail:oyako-kyogen-2011@a00.itscom.net
      tel.:080-4331-7747(9時~20時)
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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