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2013-06-21

「夏休み特別企画「あの方のあの時自由研究、そしてこれからの自由研究」第三 回 高橋 智子編


大好評であります

「夏休み特別企画「あの方のあの時自由研究、そしてこれからの自由研究」

第三回にご登場頂くのは高橋 智子さんです。



高橋さんはアーツ千代田3331の広報担当さん。
また、コスプレアートツアーバスガイドさんとしても
有名な方です。

うちの息子も大変お世話になっております。
アーツ千代田3331のFacebookにて
「こどもプレス」として登場をさせて頂いております。



この企画はいたってシンプルです。
皆さんに2つの質問をさせて頂いています。
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1:ご自身が小学生の時思い出に残っている自由研究は何ですか。
2: 今小学生の自分が目の前に現れて「自由研究のテーマを一緒に考えて」といわれたらどんなアイデアを伝えますか。
----------------
現在活躍されてるクリエイターさんがどのような自由研究をしていたか、
そして今ならどんな自由研究をするのか。
興味深いお話が沢山聞けそうです。
では高橋さんよろしくお願いします!


----------------
1:ご自身が小学生の時思い出に残っている自由研究は何ですか。
---------------
私の実家は、坂の下には瀬戸内海、後ろを振り返れば山
という自然あふれる(というか自然しかない)ところでした。
そういう環境で育ったせいか、
または「手近なところで」という不真面目な態度からか、
まずは釣りに行き、自分で釣った魚の種類や生態について調べる・・・
というようなことをやった記憶があります。


「魚はもうやっちゃったしなぁ・・・」という時は、
今度は山に入り色んな葉っぱを取ってきて、
大きさやカタチ、匂いについて調べる、

というように、
海・山・田んぼなど研究対象には事欠かなかったと思います。




また、自分の自由研究ではありませんが、
一人ではなく友達と共同で自由研究を行なっている子がいて

「ああいいなぁ」

と思った記憶があります。

一緒にテーマを決めて、役割分担して、リサーチして発表して・・・
そういうプロセスが楽しそうでいいなぁ、と感じたんだと思います。



---------------
2: 今小学生の自分が目の前に現れて「自由研究のテーマを一緒に考えて」といわれたらどんなアイデアを伝えますか。
---------------
自分の住む町や地域に関することをテーマにしてみない?と言うと思います。
私は高校を卒業してから、約8年間海外で生活していたのですが
外に出て初めて、


自分がどういう場所で生まれ、育ち、どこから来たのか


という事について知らな過ぎることに気づきました。



若い時は、外の世界に目を輝かせがちかと思うので(私だけ?)
小学生の自分に言っても信じてもらえないかもしれませんが

どこに行って、どんな道に進もうとも
スタート地点について知っておくことはとても重要だと思います。



踊りが好きなら、地元の盆踊りのルーツを探る、とか、
物語が好きなら地元に伝わる話を紐解いてみる、とか。
食べることが好きなら、地元の農作物について調べてみるとか。
産業や地理、工芸、食、言葉など、注目するものは何でもいいと思います。

また、自分が何が好きかわからない時もありますし、
「私はこれが好き」と声に出して言う自信がない時もあります。
そういう時は、キライなものをテーマにしてもいいかもしれません。
フラストレーションや納得いかない感は、
新しいものをつくる時のエネルギーにもなると思うので、
キライ・苦手・嫌という感覚を自由研究で
とことん突き詰めてみるのもアリではないでしょうか。




「美術」「科学」「物理」「歴史」など色んな分野がありますが、
小さい頃は、あまり細かく考えず、全部ひっくるめて「アーツ」として捉え、
自分自身の好奇心や「ひっかかるもの」を信じて
一歩踏み込んでみるのがいいと私は思います。


特に成長期の多感な時期は、さまざまなアーツに触れて、
出来るだけたくさんの考え方に出会うことが大事なのかな、と思います。
多角的な視点やオープンマインドな姿勢を育み、
そうして身につけたことは、
大人になってどんなフィールドに進んでも必ず活かされるのでは、と思います。



自由研究もそういった機会のひとつなのだ、と当時の私に言ってやりたいです、
本当に。
----------------
「美術」「科学」「物理」「歴史」全部ひっくるめて「アーツ」。
だから行く度に色々な展示をみせてくれる

アーツ千代田は 3331は「アーツ」なのですね!!!





さてアーツ千代田 3331でこの夏にぜひオススメなのは
002009_01.jpg

八谷和彦 個展「OpenSky 3.0 ―欲しかった飛行機、作ってみた―」


です。
今から 100 年前の人達が想像していた未来は、その多くが実現していますが
ただひとつ十分には実現していないもの、「個人用飛行装置」を
実際に作っちゃおう!というのが

「OpenSkyプロジェクト」です。

作家の八谷和彦さんはポストペットを作った方とご紹介すればよろしいでしょうか。
そんな八谷和彦さんが制作された小さな白い飛行機が、今夏 3331 Arts Chiyoda に登場します。
私たちもぜひ伺いたいと思います。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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